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カテゴリ:母の日常
介護保険の申請書を提出して連絡を待っている間も、母は日に日に弱っていきました。
体重はたぶん30キロを切っていたと思います。もともと70キロを超えていた人なので半分以下です。急激に痩せてしまったので、あまった皮膚がたるんでいました。 ガリガリなのにお腹だけが出ている・・・明らかに栄養失調状態です。 糖尿病で特に食事には気をつけなければならない母を料理がぜんぜんできない父に任せておくのは、無理があります。 「入院をしようよ」「いやだ」の繰り返し・・・ よくニュースで介護放棄の事件を目にします。 本当にそういう冷たい家族もいるかもしれませんが、全部が全部そうではないのかもしれない・・・と思いました。 惣菜だけれど食事を食べさせ、オムツを替え、お風呂に入れ、着替えさせ、洗濯をして、何度も何度も往診に来てくれないか・・・と診療所に頼みに行った父は、最大限の努力をしていたと思います。でもこのままの状態で母に万一のことがあれば、父は「なんで病院につれて行かなかったんだ。介護放棄だ」と責められるかもしれない・・・と思いました。 心配をしながらも自宅に帰った私の携帯に父からの電話がありました。 数日前から母に腹痛があり、それがだんだんひどくなっていて今苦しんでいる・・・あまりの痛みに母は病院に行くと言っているけど、どうしたらいいか・・・という内容でした。 「すぐに救急車を呼んで!!」私は叫びました。 介護保険の訪問調査員がくる数日前のことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月04日 09時08分01秒
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