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カテゴリ:祖母の日常
夕方東京の義兄夫婦の所へ行っていた義父母が帰ってきました。 2泊3日・・・1年半ぶりに孫達に会えて楽しかったようです。 戻ってくると義父は祖母に話しかけていました。 義父 「今、帰ったからね」 祖母 「はぁ・・・・おかえり・・」 祖母は突然声をかけられて、きょとん・・としています。 私は「当然だ・・・」と思いました。 義母は実母である祖母の世話をしません。月に一度診療所に祖母を連れて行く以外は、食事も入浴も着替えも祖母の世話は私がしています。 一日で二人が持つ唯一の接点は夕食を食べる時ですが、それも一緒には食べないことも多くなり、最近では祖母に声をかけることも、顔を合わすこともしなくなりました。 だから祖母は「ずっと見んが・・かあさんは、旅行に行っとるんか・・」と私に訊きます。 私が「いるよ・・」と言っても「ぜんぜん口もきいてないけ~居るんか居らんのか分からん」というのです。 そんな中、2泊3日義父母が居なくても、祖母にとっては居ないことが通常なので、居ないこと事態気付かないのはあたりまえなのです。 「今、帰った」と突然言われても、祖母がきょとん・・としているのは当然です。 認知症の人が家族の顔を忘れていく・・・自分の子供のことさえ忘れてしまうんだそうです。 私は「こんなことで、だんだん忘れていくのかもしれない・・」って思いました。 「義母はそれでいいのだろうか・・・」と思いました。 自分の親に自分の事を忘れられてしまう・・・それはとても悲しいことだと思いました。 私はいつも母に「どんなになっても、私のことだけは絶対忘れないでね」って頼んでいます。 「どちらさんでしょう・・?」なんて母に言われたら悲しすぎるから・・・ 忘れな草 花言葉は・・・私を忘れないで・・・Forget-me-not お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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