介護が快護であるように・・・・

2011/05/17(火)13:29

マッサージの仕方

特養施設の生活(111)

今日母のところへ職員さんが「話がしたい」と来られました。 職員さん 「今、手が空いているので、今ならゆっくりお話が訊けると思って・・・よろしいですか?」 私    「ああ・・構いませんよ。どうぞ、どうぞ」 毎日忙しく仕事をされている職員さんたち、お年寄りと接してはいても、時間や決められた仕事に追われながらしか話ができません。 職員さんが忙しそうだとお年寄りのほうも遠慮してじっくり話をすることができません。 でも私は、普段交わす何気ない会話の中に、そのお年寄りを介護する上で重要なヒントが隠れていたりするので、雑談をするのも大切なことだと思っています。 その職員さんは母の担当ということになっていますが、勤務時間や仕事割当などであまり母と接することはありません。 母はウトウトと眠っていましたが、母のことを知っていただくためには丁度良いと思いました。 職員さん 「お母さん、ずいぶんお元気になられましたね。       退院された当初は痛がって体に触ることもできなかったのに・・・・・       最初はどうしたらいいのか・・・って困りました。」 私    「ええ・・・私も最初はどうなるか・・・と思いましたが、マッサージを毎日続けていたら、少しずつ痛みが治まってきたようです。」 職員さん 「そうそう・・・この間入浴の時に全然痛がってないので驚きました。」 私    「糖尿病で血流が悪くなって痛みが生じているので、血流が良くなれば改善していくのです。       だからマッサージをして、職員さんは大変でしょうが、少々困難でもお風呂に入れて体を温めて血管を広げたかったのです。」 どのようなマッサージをしているか訊ねられたので、実際にしている方法をやって見せました。 退院したばかりの時には浮腫みで棒のようになっていた母の体。 伸びきった足をマッサージを続けながら曲げていくと職員さんは「ずいぶん曲がるようになったのですね~」と驚かれました。 職員さん 「やっぱりだんだん元気になっていくと嬉しいですよね」 私    「はい・・・ありがとうございます。」 職員さんは「良いものを見せていただきました。良かったです。」とニコニコしながら戻って行かれました。 母は高かった血糖値・血圧ともに下がり、足の痛みもずいぶん無くなって、テレビを見ながら起きている時間も長くなりました。会話も普通にできるようになりました。 でも、体を起こすと今度は血圧・心拍数が下がり過ぎて状態が安定しないので、なかなか次のリハビリに進めません。 まだまだ時間がかかりそうですが、母も私も頑張っています。 ゆっくり、ゆっくり・・・・・頑張っています。    

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