萬華鏡－まんげきょう－

「芳年さんは何流か？！」
なんじゃ、そのタイトルは（笑）
花よりも花の如く(コミック）を知る人じゃないとついてこれなかろう、この話題。
いつもマニアックですいません

単行本1巻が出たときから、楽しみに読んでいたコミック。
能のシテ方が主人公～

能がさっぱりわからなかった頃（今でもそんなに変わらんが）これで、結構お勉強させてもらったなぁ。

能や狂言を観る、っていうと「しぶい」「年寄りくさい」と思われがちである。←自分もかつてはそう思っていた
が、しかし。和の心を持つ日本人ならば、知らないのは損な芸能なのだ。

と・・・熱弁を振るうと嫌われるのでブログにしか書かないけれど（笑）

このコミック。
ちょっとでも能に興味がないとストーリー的に「おもろいっ」というワケではないと思うのだけれど(爆）人気があるようだから、老若男女、能楽人気もなかなか捨てたものではありませぬ。


さ。
この「花よりも花の如く」に登場する狂言方　芳年さん。
海外公演の帰り道、すかさずサングラスをはめるところなんて、何だか･･何だか某･･･和泉流、今年の秋に釣狐連続公演に挑むあの御方に似ている、という話題は過去にもつぶやきBlogでしていましたが（クドイ）

やっぱ、似てる←そんな素の状態を目撃した憶えはないのだが、なんとなく（テレビや雑誌のイメージ強し）

で。設定上、この芳年さんは何流なんだろうと思ったわけです。
んなことは、成田さんにモデルを問うてみないとワカラナイ～

榊原憲人くん（主人公）は観世銕之丞さんの監修を受けたコミックであることから観世流らしいし。

ん～～･･･←真剣に考えてもね


で、今回の漫画を読んで感じた。
「野村家」じゃないらしい。

なぜか。

今回は狂言「節分」のアド、女役をしている芳年さん。
頭にサラシを巻き巻きした「美男鬘」姿です。

うむ、色っぽいぞ（漫画なのに）

で、頭に注目。

おお、脳天が丸い。丸っこいのだ。
これはモデルは野村家ではない（涙）←なぜか切ない発見
和泉流だからなのか、野村家だからなのか・・は、チト不明。

なぜなら。
少なくとも野村家のビナンは、ウルトラマンのように三角に尖がっている。
これは、丁髷をしまっていた名残とか。

大蔵流の茂山家のビナンを観たら、てっぺんが丸っこかったから、その差を見比べたらわかるのね～。
ということは、やっぱり狂言の描写モデルは大蔵流かな。
エピソードの一つは山本則孝さんという話が書いてあったし。

でも、「テレビドラマに出たりマルチに活躍する人気狂言師」という設定からして・・やっぱりベースはあの御方なのか

・・・。などと。
どーーーでもいいことを夜な夜な考えるオタッキーな読者なのである。
で。船弁慶のレポは進まぬまま、また夜が更ける～
↑平和だ・・