二人の保険(新婚編21)
【登場人物】保科障太郎(セルフ生命の営業マン-主人公)国仲亮太 (三友物産勤務)三輪俊介 (国仲亮太の同期-神戸から転勤)友野一郎 (国仲亮太の同期) 【前回までのあらすじ】結婚を機会に現在加入中の生命保険の見直しを依頼された三輪さんご夫婦の自宅を訪ねた。万一お亡くなりになった場合死亡保障部分については、ほぼ対策が済んだ。残るは医療保障である。最近では医療保険に関するコマーシャルの数多く流れているので、ここはひつと医療保険選びのポイントから説明を始めることにした。まず最初のポイントとしては、入院限度日数についてである。厚生労働省の患者調査によれば全体の平均では入院日数はさほど多くないように思える。しかし・・・ 「確かに全体平均だけを見ると、脳血管疾患を除いては殆んど60日型でカバーできるよ うに思えますよね、でもね65歳以上になってくると全然変わってくるんですよ。」更に詳しく書かれた資料を三輪さんの目に前に差し出した。 「この表でみると、65歳以上の方の全体平均でも53日の入院日数なんです。平均です からこれ以上に入院されている方も当然いらっしゃいます。」 「それに脳血管疾患に加えて、循環器系全体でも70.5日の入院日数になっているんで すよ。」 「さらに75歳上では60日以内に収まってくるのはガンと心疾患だけになってしまうん です。」 「それともう三輪さん一つ資料を見て頂きたいんですけど。」 「これはですね、入院してから何日以内で退院されたかという表なんですけど・・・」 「これを見て頂くと、90日以内に退院された方は全体の約55パーセントなんです。」 「保科さん、という事はですよ90日以内で50パーセントって事は、60日以内だと もっと少ないって事ですよね。 「おそらくそうだと思いますけど、裏づけになる資料がないんですよね。まっ保険会社 の方には独自の資料があるとは思いますけどね。」 「まあ保険の場合は保障期間が長ければ、それだけ分厚い保障を得ることができるんです。」 「ただ保障の期間か長くなれば、保険会社としてはその分支払うお金が多くなるので、 それに比例して保険料の高くなってしまうんですけどね。」 「ですから、医療保険を選ぶポイントの1番目は、この入院限度日数をどう選択するか も大切な要素なんですよ。」 「特に保障の期間が一生涯のタイプを選択する場合は、特に65歳以上でもちゃんと使 えるかというのもポイントかもしれないですね。【続く】ブログランキング参加中です。クリック応援お願いします。