草莽の記　　　　杉田謙一

神州秋津島愛知県護国神社の宮に鎮まります、大東亜戦争殉国烈士の御霊の大前に、謹み敬ひて日佐久、
　大東亜戦役後六十三年をけみし、護国の御英霊に感謝せむとの思いいよいよ深く、とつくにによる国つ憲制定の悲しみを背負い、自主自立の国つ憲法の一刻も早き制定を祈願し、決意するものなり。
　おもへば六十余年のいにしえ、とつくにの威圧はなはだしきを払いのけ、大東亜の解放の御戦にたちたり。アジアの民の呻吟するを目視しえず、勇猛果敢に見事戦いたり。その武勇歴史に名を残し、敵兵の驚愕するところとなれり。然れども敵の圧倒的物量の前に武勲つたなく敗戦の憂き目を見たり。
　顧みれば祖国のほろび行くを黙視せず、あたら惜しきあまた勲（いさおし）を祖国に、日本に、大東亜の諸国の為に尽くされた幾百万の御霊の如何に尊きものか。大東亜戦役が五百年にわたる欧米人のアジア支配の野望をくつがえし、アジア・アフリカの諸国民の独立におおいに寄与したる事実に、いまや世界の有識者は気付き、賞賛しはじめり。すでに復讐裁判たる東京裁判の正当化を言う学者はほぼ皆無となれり。これ全てご英霊のご加護と深く感謝申しあぐるところなり。
　然るに一人日本のマスコミのみが祖国のとがをあげつろい、国民を正しからざる道に導かんとす。更に巧妙に画策せる支那国は、歴史の書き換え、抹殺を図らんとし、新たな法を整え、チベットへの虐殺をもって世界にその覇権を明言せり。さらにワンチャイナの掛け声の下、台湾の存立を脅かさんとし居り。日本と台湾との離反をたくらみ、両国友好の結びを砕かんとせり。北に目を向ければ、ロシアはいまだ六万を越す日本将兵の遺骨すら帰さぬのみか、北方領土を不法にて占拠し、北朝鮮はあまたわが国民を拉致監禁し、核兵器をも作り出し、わが国への恫喝の言を盛んにしおり。
　吾らは日本の誇り回復の大業をなさんとする者どもにして、正しき歴史を踏み行かむとするものどもなり。破邪顕正の道を硬く踏みしめ行く決意の者どもなり。などて、かかる事態を黙視できよう。
　憲法記念の日に、殉国のご英霊の御前にて御霊にて低身低頭して感謝申し上げ、道義国家再建のあらたな誓いを致さんと願う。日本独立の道をひたすら求めんを誓う。仰ぎこいねがはくば、英霊のみたま天かけりつつ、神州の正気さらに重ねて世を覆い、日本の真姿顕現のためにご加護賜らんことを畏み畏みまをす。
　　平成二十年　五月十三日　

　本日は憲法記念日。十一月三日明治天皇のお誕生日を祝う明治節、（文化の日）にマッカーサーはホイットニーらに作らせた憲法を制定。その半年後の今日施行させた。占領統治時代にその国の法を変えるのはハーグ陸戦法規に対する重大な抵触である。一刻も早く改正したきものである。とりあえず、環境権や知る権利、プライバシーの権利など国民合意の文面を記載しなければならないが、自衛隊の存在と任務については明確に表記しておかねばならない。
　国民的議論を高めていくべきである。