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草莽の記    杉田謙一

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seimei杉田

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2009.05.06
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田母神先生若狭先生講演会無事終了
ありがとうございました。参加者は360名。359部作った資料がなくなったのですが、ほぼオッケイでした。後は運営者にコピーして渡せばよい。さて今日の朝3時までかかって打ち込んだ若狭先生のご文章の一部をここに載せます。昨日は無理して倒れるなと若狭先生にお叱りを受けたのでしたが、今日14ページにまとめて印刷して出したところ喜んでいただきました。講演がしやすかったと。
 
以下骨子引用。

東京裁判は日本人への「ロボトミー手術」だ
  九州大学大学院客員教授  
  政策提言集団シューレ代表        若 狭 和 朋 先生
(1)日本人への手術とは
 脳の前頭葉への手術の一種です。額(ひたい)のすぐ奥の前頭連合野という大脳分野に施す手術の一種です。特殊なメスを入れるだけの簡易な手術なのですが、効果は抜群でした。凶悪な犯罪者や親の言うことを聞かない子供にまでこの手術は施されました。言われることには従順に従うようになり、温和になり素直になるのです。画期的な手術として大いに期待されました。
 一九四九年にはポルトガルのアントニオ・E・モリスにノーベル賞が授与されました。現在は禁止され、一切行われていません。理由は副作用にあります。乱暴な人間がおとなしくはなるのですが、彼は「自分」をなくすのです。言われたことには従うが、すすんで何かをしようとしたり、自分の将来を考えるといった「高級な」精神活動には何の関心も持たないようになります。つまり、自分とか自我というものへの興味・関心を失ってしまうのです。個性や自分の未来への関心を失うのです。
(2)知能は低下しない
 現代の医学は、脳には八つの理性があり、さらにこの八つの知性を統括する知性があることが解明されています。まず八つの知性とは次の通りです。
 言語的知性、絵画的知性、空間的知性、論理数学的知性、音楽的知性、身体   
 運動的知性、社会的知性、感情的知性
 そしてこれらの八つの知性はそれぞれに独立しています。脳の位置、分野も違います。
 優れたスポーツ能力の持ち主が音痴、というのは脳の事実なのです。数学の転載が運動はからっきし:というのも脳の事実です。
 ではバラバラの八つの知性を統括する知性、つまり九つ目の知性をなんと呼ぶのでしょうか。PQ(Prefrontal Quotient 前頭葉知性)と言います。このPQと呼ばれる知性は八つの知性とは別の知性であり、人間の脳進化のなかで最も新しく、そして人間のみが飛び抜けて発達させられている前頭連合野の知性なのです。その意味でPQこそが人間の中心であり、自我・自分とはPQの働きであり、自分とは額(ひたい)の骨のすぐ後ろに居るのです。だから「ロボトミー手術」にも関わらず、「知能」は低下しないが、自分への関心は消えるわけです。
「東京裁判」というのは、日本の自我を無くする攻撃でした。
 九つめをやっつけられた日本は自己喪失に陥りました。日本人のせいで今次の戦争は起こったのである・アジア諸国にすまない:そして広島の碑文が言います。
「あやまちはくりかえしませんから:」
 日本人の過ちから、原爆の悲劇がもたらされたというのです。私は高校生を引率して広島を幾度訪れたことだったろう。建物を出る時に、ノートに「真珠湾攻撃を忘れるな」という英文の書き込みを何度見ただろうか。真珠湾攻撃、これが原爆投下と日本を大戦に引きずり込んだアメリカの苦しい「正義」だったのです。「ロボトミー手術」とはこうしたことを言います。原爆被害は自業自得だったという碑文は手術成功の証拠なのです。

(三)村山談話という「ロボトミー手術」の成果
 日本人は「馬鹿」ではない。だが、今次の戦争については完全に追撃戦において完敗した。日本人は二値論理に取り込まれた。そして、二値論理の陰に用意された「仲間割れ」の悪意を見逃したことをいま深刻に知らねばなりません。 
 日本人の八つの知性は破壊されなかった。だが、肝心の九つ目のPCを破壊され、日本帝国は犯罪国家だったと思い込まされているのです。日本国家は土下座しているのです。
 いつ誰が土下座したのだろうか。海部俊樹という首相がいたが、シンガポールで大東亜戦争を否定する演説をした。平成三年のことである。
「今年は太平洋戦争(です!)の開始から五十周年にあたり、アジア:の人々に耐え難い苦しみと悲しみをもたらしたわが国の行為を厳しく反省する」。
 ASEAN諸国からはブーイングが飛んだ。
 終戦五十年の八月十五日であった。首相の名は村山富市という。村山談話なるものの怪しげな素性(陰謀性)については拙書の五十八頁に詳しく書いています。村山富市の以前の海部某とか言う首相においてすら閣議決定という措置は避けていたのです。どの首相も日本の闘いの余儀なき正義を口にはしなかったが、胸中では英霊に感謝していたのです。
 歴史認識に関わる「認識」を、あのマッカーサーやトルーマン大統領にも反して、なぜ村山富市のみが閣議決定などして、日本国として表明したのでしょうか。リガ演説でのブッシュ大統領のヤルタ密約の謝罪についての説明を、日本国民は村山富市に求める権利があると考えます。社会党委員長としての見識と日本国首相とのそれとの区別がつかないPQは、国家的な危機を招きつつあるのです。
痴れたPQは「日本は侵略国家ではない」と言った空の防人の大将を更迭しました。まさに○○に刃物です。日本の危機がここにあるのです。


ABC級戦犯はこうして作られた
(1)
 A級・B級・C級・各戦犯なるものは「存在しない」と聞いても、多くの日本人はけげんな顔をするでしょう。昭和二十八年の国会決議・「もはや日本には戦犯は存在しない」のことかと思う人は「東京裁判」に通じた人の筈です。
 しかし、「東京裁判」で理不尽にも裁かれたのはa・b・cの各項戦犯ではあっても、そして日本語ではイ・ロ・ハ各項戦犯なのであっても、A・B・C級戦犯ではないのです。筆者は言葉の遊びをしているのではありません。極めて重要な史実の検証をしているのです。A級・B級・C級という言葉は「のちに」作られた言葉なのです。
(2)
 末尾の英文を見てください。a・b・c各項に分類されている訴因に従い、「審理」されたのが「東京裁判」なのであり、A級・B級・C級など「東京裁判」は裁いてはいないのです。これはどうしたことなのでしょうか。マッカーサーたちは、ドイツのナチスを裁いたニュールンベルグ法廷の「国際軍事裁判所条例」を殆どそのまま日本に持ち込んだのですが調査を進めるほどに困り果てたのでした。なぜなら日本にはc項にいう「人道に対する罪」に該当する罪状が見つからないからです。c項はユダヤ人虐殺を糾弾する条項なのですが、日本はまったく逆にユダヤ人保護を閣議決定(昭和13年12月6日板垣征四郎陸相提案)していたのでした。そして、満州国境に保護を求めてヨーロッパから逃れてきたユダヤ人を日本に受け入れたのです。数万人のユダヤ人は日本経由で世界に逃れて行ったのでした。満州に接するオトポール駅には、二~三万人の難民がひしめいていたのを「助けてやれ」と指示したのが関東軍参謀長東條英機であり、特殊列車を仕立てて助けたのが満鉄総裁の松岡洋石でした。

(3)
 板垣征四郎・東條英機・松岡洋石と彼らは皆「A級戦犯」とされました。なぜでしょうか。それは次のようなわけです。ニュールンベルグ裁判ではc項が最も重い罪とされていました。a項は一番「軽い」のです。ところが日本にはc項に該当する犯罪事実が存在しないことから、しかも東條英機・板垣征四郎・松岡洋石たちはもちろん日本の指導者たちは民族虐殺(ジェノサイド)などと無関係と分かったGHQは困り果てて次のような方針転換をしたのです。
a項を一番に重いA級とし、以下順にB級・C級というクラス分けの序列を偽造したのです。これを実行した人物がGHQ法務部長カーペンター大佐です。昭和20年12月14日の米軍紙「太平洋・星条旗」(パシフィック・スターズ・アンド・ストライプズ)にA級とは東條たちであり、B級は山下奉文たち:であるとの声明を載せました。検閲下にあった日本の各紙はこれを一斉に報じました。

 この報道は昭和20年12月15日です。これ以来、日本人はA級戦犯:と言う以外の表現方法(思考方法・パラダイム)を持てないように改造・洗脳されました。そしてGHQに協力する日本人たちはこの路線を忠実に踏襲して現在に至っているのです。検閲に当たった日本人たちは英語を読み書きできるインテリたちでした。5100人ほどの日本人が検閲の中枢を担いました。これらの日本人たちは異常に厚遇されました。彼らは日給で1000円から1200円の高給を手にしました。二十五日勤務として日給1200円は月給で三万円です。これは当時の三菱銀行の副頭取の月給の二倍余という優遇ぶりでした。検閲の責任者の一人が高野岩三郎(東京大学教授・戦後初代NHK会長)です。

 彼らインテリたちは弟子や仲間を引き連れ大企業・大学・ジャーナリズムに乗り込み、一方では公職追放の嵐(戦前の社会の指導的な人々・約二十万人が追放された。)が吹き荒れ日本の言語社会はまさに戦後レジュームとなったのでした。
 ABC戦犯が作られていく過程をもう少し詳しく過程をもう少し詳しく検証してみましょう。

(4)
 米軍紙は「東條はトップクラス」と見出しをたて、「クラス一‐A戦犯は東條のような政治的指導者でありジョセフ・B・キーナン主席検事が審問に当たることになる」と説明しているが、その前に「クラス一‐Bカテゴリーは山下(原文ではYaashitaとなっている)や本間将軍のような捕虜の殺害や虐待・隷属化に責任のある軍事指導者である」と述べ、「一‐Cはこれらの実行者である」と説明しています。(日本語は拙訳)

 繰り返しになりますが、これはカーペンター大佐の説明(声明)なのです。マッカーサーは自分を敗戦させた本間雅晴中将(彼は既に退役していた)を引きずり出し、昭和二十一年四月三日に銃殺していた。山下奉文大将はそれより前、二月二十三日に絞首刑に処せられています。「東京裁判」の開廷(昭和二十一年五月三日)の以前です。この二人の将軍はマッカーサーと直接に交戦し、本間中将には敗走し「アイ シャル リターン」とオーストリアに向けて部下を捨てて敵前逃亡していたのでした。捨てられた十万余の米比軍は捕虜となり、バターンの悲劇が起きたのでした。山下将軍はポツダム宣言受諾までマッカーサーと交戦中でした。マニラの軍事法廷でB級戦犯として処刑したのでした。まさに復讐でした。「東京裁判」ではC級戦犯として裁かれた被告はゼロでした。ジェノサイドやホロコーストが日本に存在しないから絶対権力者のGHQもどうしようもなかったのです。一人松井石根大将のみがB級の罪名で死刑判決を下されました。

 判決ののち、弁護団はアメリカの連邦最高裁判所に再審請求を申し立てました。最高裁判所はいったんは受理して、そして再審を却下しました。問題はその却下理由です。
 W・O・ダグラス裁判官はこう言いました。「東京裁判」は政治的復讐軍事行為と言うべきであり、そもそもが司法的な裁判なのではないのだから司法的な再審請求は成立しないのだ。それで却下したのです。被告人には冷酷に聞こえますが、これが正しい司法判断と言うべきです。アメリカの最高裁が言うように「東京裁判」は「裁判」ではないのです。

 昭和二十三年十二月二十三日(皇太子殿下の誕生日)に七名は処刑されました。翌二十四日、十七名のA級戦犯が巣鴨プリズンから釈放されました。A級戦犯だった岸信介は六年後には首相の地位にあったし、重光葵は外務大臣として日本の国連復帰の受諾演説を行っています。賀屋興宣は政界に復帰し、大臣にもなっています。

  講演参考資料 後略以上

 皆さん、実に興味深くお話を聞いてくださいました。うれしき会でした。





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Last updated  2009.05.06 21:06:22
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