草莽の記    杉田謙一

2018/06/24(日)19:53

豊橋憲法講演会参加

午前 豊橋にて憲法講演会に出る。根本代議士秘書藤原市議会議長他市議会議員5名他のご出席があった。講師は時事評論社社長 604年の17条憲法の解説から我が国の立憲主義の国家像を明示されたことに大いに同意。仁徳天皇の故事も善良なる治世の例として語られることが多いが法規とその運用の現実例として学問的に語ってくださったのも同様。 他の保守思想家の話を聴けば、理念として尊重すべきと語られる場合が多いが、それを憲法学者の小森義峰教授の言葉を使われて語られるのを改めて聞くと腑に落ちる。私も701年の大宝律令などを例に出して律令国家は立憲民主国家と同義と語ってきたが、こうして学問的に断言くださると今の学会で通用するか否かは知りませんが、概論としてくみ立ててくださる憲法学者が出てくださることを期待したいものだ。 大石先生や小森先生の論には学生時代の左翼との論戦では大いに使わせていただいた。かつての憲法学会の皆さんが今どのようなご活躍をなされているのか気になった。安保法制議論時に、改憲学者がほとんどいない現実が指摘されていたが、そんな現状になっていたことに驚いた。今一度再建を求めねばと思いながら聞いていた。 制憲時の米国の意図がどこにあったか、オブラートに包んだような憲法の平和理念教育が義務教育段階では不変の事実のように語られている。しかしまっとうに歴史を見れば日本の軍事的復活を許さぬとの仕掛けが現憲法。これを語るとまるで悪人のように扱われる現実。読み取れないわけではなかろうにあえて米国を善意の国家として「平和主義」の使徒のごとくに見ることを義務付けられる。これでは日本の自立は到底見込めない。 集団防衛件とは弱国が国家防衛を成すための知恵の防衛。これすら認めぬ野党は国家の存立をいかにして守ろうとするのか。いつまでもアメリカのもとでしか防衛できない国家としていくことが果たして安全と言えるのか。今一度国の在り方を国民の知恵の総力を挙げて考え決定していかねばならない。 豊橋での5月3日の憲法集会は東三河議員50名近く、総員300名を超す大会になったと聞く。国の動きを見ながら全市町村にて改憲大会を開くよう勧めたいものです。

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