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草莽の記    杉田謙一

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seimei杉田

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2018.08.13
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夜中、テレビをつけるとたまたま開戦前、政府からハワイに派遣された日本の青年を主人公にした番組放映があった。
かれは名を変えて諜報活動に従事。いわゆるスパイ活動を行っていたのである。

その番組の中で、開戦時、アメリカ政府の中に200名のソ連スパイがいたと報道がなされていた。またばい大統領は開戦前に日本への空爆を仕掛ける作戦に正式なゴーサインを出していたことも報じていた。日本から仕掛けさせる方針にこだわることになり100パーセント日本が飲めないハルノートを突きつけ、日本からの攻撃を待つ先方に切り替えたため、実現はしなかったが。

それらの根拠がヴェノVenona 文書解読。

これは
1943から1980まで37年間の長期にわたって、アメリカ合衆国陸軍情報部とイギリス情報機関が協力して行ったソ連と米国内に多数存在したソ連スパイとの間で有線電信により交信された多数の暗号電文を解読する極秘プロジェクトの資料集。

僕らがいくら語ってきても、人はなかなか理解しようとはしない。しかし映像としてテレビで報じてくれると重大なしかも真実の事実として意識してくれる。噂話の段階から実証的な真実の話として。

謀略史観などで戦争を語るな。思い込みで歴史を見るな。こうした不販を僕らはどれだけ言われ続けてきたことか。それがここまで報じられるまでに至ったのかと感慨にふける。

こうした実証的資料を共有すれば、対米戦争になぜ日本が入らざるを得なかったかを知ることができる。そしてそれを色眼鏡なしで取り上げマスコミがっ出てくれれば、日本の冤罪が張らされる。有益なテレビ番組でありましょう

残念ながらちらっとしか見なかったので、どこまで日本の誇りの回復につながる番組か、今後開示資料に基づく報道がどこまでなされるのかは聞けなかったが、大いに期待したいものだ。

原爆投下にしても、今まで私の周りの者はかくかたっていた、

いわく、「文化保存意識の高い米軍は、文化財の多い京都奈良をはずし、たまたま広島は中堅都市で、ここを狙ったのだ」
「いや広島は軍関連施設があり必然的に狙ったのであり軍需産業都市であるからこそ狙われて当然だったのだ。市民無差別殺戮には当たらない」

「二科研究所の核開発が間に合わなかっただけで日本が先んじていれば当然使ったはず。だから落とされても仕方が無い。悪いのは日本帝国主義である」

「ペリリュー島、硫黄島の徹底抗戦が東京大空襲を招き、沖縄徹底抗戦・ポツダム黙殺がアメリカに核投下を決断させた」

「ソ連参戦・漁夫の利阻止のための原爆投下であり、ソ連が統治していたら日本は壊滅、それに比べればアメリカでよかった。核も必然悪」

 これらは、立場の左右を問わず、ハイソサエティの人種の中で語られた論ではなかったか。

 これら濃淡おりまぜた種々の原爆容認論には巧妙に組み立てられた「東京裁判肯定論」「日本侵略国家論」の影響下にあるといえまいか。(米国の原爆投下を人類に対する犯罪として処罰しなかった事実に注視)原爆投下は戦争終結に不可欠との論があるが果たしてそうなのか。

 

日本を一日も早く降伏させることがテーマならば、ドイツの敗北後の5月中に打つ手はいくらでもあったはず。3月10日東京大空襲時にはまだ機は熟さなかったかもしれないが、5月のドイツ敗戦は絶好のチャンスで在ったろう。ならば沖縄の悲劇は起きなかった。

7月26日のポツダム宣言提示の際に彼らがまともに交渉するつもりがあれば真摯に日本側の質問に答えれば済むこと。

8月6日の原爆投下にまで待つといっても、投下を広島市上空としたのもあまりにひどい話。領海上などで見せれば、その威力をみて日本側はこれが原爆とわかったはず。無論長崎の投下などありえないはなし。和平のためなどの理由がいかにとってつけたものにすぎないことは明白。

 

 投下はあくまで米国の都合で2発の異種の原爆の人体実験であったことは明らか。

同盟国となった今、原爆投下のわびをまず、アメリカになさしめるべきであります。






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Last updated  2018.08.13 12:27:45
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