草莽の記　　　　杉田謙一

愛知県の方針として各市町村で陛下の御即位３０年奉祝の署名活動が実施されることになった。当然と言えばそうであるが県の決定に感謝したい。岡崎市もすぐに対応くださるとのことであります。国民の恋闕の情をくみ取って役所が動いてくださることに深く感謝したい。おそらく２４日までの短期での基調になるかと思いますので各市町村に問い合わせていただければ幸いです。

建国にて記帳いただいたものは今のところ。神社ルートにてお願いする予定。

今朝、７時からの資源ごみ回収にて久しぶりに町内の同憂の友にあった。非常に優秀な人物で学習塾をされていた方。今は職を変えて夜勤もある職に付かれて多忙な日々を過ごされている。岡崎の建国の様子や県下の様子をまとめた資料をお渡ししておいた。間もなく還暦をお迎えになられるそうだが、家族を守るために社員としての生活を生きねばならぬ。これは仕方なきこと。またこれなくして活動は長続きはしない。国思う活動はプロでない以上、年齢により濃淡はあって当然。できる範囲で協力をしてくださればと申し上げた。

知人から吉田清治著、「朝鮮人慰安婦と日本人」の著作の送付を受けた。お年を召されて私の通信も読めなくなり、書物も処分されることにされたとおっしゃるので、ぜひと所望をお願いしてご送付願ったもの。建国業務中に送っていただきながら見るいとまなく今朝紐解く。なんと新人物往来社発行ではないか。初版は昭和５２年。これは６版で昭和５９年１０月の発行。この忌まわしき虚偽本をなぜに天下の新人物往来社は発刊したのか。フェイクニュースに踊らされて右往左往する今日の思想状況も大差ないのであろう。あの頃は五味川氏だのの反日の著作に学生時代、多くの友が惑わされてマルキストの軍門に下っていた。自虐の全盛時代だった。保守の主張は私の周辺にはほとんどいなかった。僕らの使う言葉も必死に編み出して行くしかなかった。右の立場に立つべき人物も世に迎合。児玉誉志夫も昭和天皇退位論を掲げる。退位されなかったという厳粛な事実により戦前戦後の一貫性を陛下御一人で守りくださった陛下に対して何たる物言い。しかしこうした発言は当時の知識人にも数多くいた。自衛隊幹部になっていた知人もそう語っていたので涙ながらに抗議したことを思い出す。文学者や宗教家にしか陛下のすばらしさを語る人はいなかったのでは。家族も擬制であるとする吉本隆明を讃えるものばかりが私の周辺にも。大学の経済もほとんどすべてマルクス経済学の信奉者。今となってみるとまさに狂気の時代であった。学内でくばるビラに「大衆社会批判をかくと、大衆蔑視とレッテル張りされて糾弾を受け。「日本思想」をかけば「日本思想なる言語・概念をいつ誰が使ったのか。学問的に明らかにせよと反論ビラが出される。正に孤立無援の状況の真っただ中にわたしはいた。それでも自治会を取る寸前にまで行ったのではあるが。

その時代だったので吉田氏のフェイク慰安婦論の虚偽を見抜けというほうが無理だったのかもしれない。自虐の熱が冷めた今、この書物の虚偽が負う自棄にされたのは大いに称賛されるが、この論にのっかかって世界に反日意識を拡散した朝日新聞やＮＨＫなどのプロパガンダに対抗すべきだったとは言えても当時はそんな研究スタッフもいなければフィクションと思う人士も見いだせはしなかっただろうと思う。悔しいことだが。

やっと今日になって虚偽を主張する人士が増えてきたことには感謝する。

フェイクと見抜けた今日の思想状況には万感の思いがある。

岡崎建国の反省会の日時が決まった。3月19日（火）午後より。しっかりした17日夕刻5時からは県下の建国総括。来年の建国に向けての検討を進めたいものであります。

昨日の藤井弁護士のＮＨＫテレビでの御発言には大いに共感。個人情報を守るべく多くの智者や各国政府の手による新ルール作りを早急に作り上げてもらいたいもの。スパイ行為が止められないシステムを全世界レベルで是正していかねばと痛感した。