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三ヶ根殉国霊園花壇の整備に行く。すでに友らがのり面の草取り作業に入ってくださっており、また一段と花壇の風情が増して来ている。 ご夫婦で部隊慰霊碑のお掃除と供養にお越しくださった方が見えた。父上がこの部隊の生存帰還者4名のお一人。帰国時にはマラリアで大変な状態であったと伺う。生存者四名でこの立派な碑を建てられたのだという。 「戦死」と聞かされてはいるがどうも怪しいとおっしゃる。エッと思うがその意味は「病死や餓死ではないか」との意味でおっしゃったのだ。確かにそうだろう。冷静に大東亜戦を見直せば食料も届くことなく現地調達。生死をさまよう中でのご苦労は僕らでは考えもつかない辛苦であったのは明らか。多くの無念もあったことでありましょう。それでも将来の子や孫が立派に生きていくことを願い、此の労苦が必ずや子らの生き抜く指針となると信じて責務を果たしていかれたのでしょう。どんな困難にあっても戦地にていきる父を見よと神明に誓って子らに恥ずかしくは無き生き方をされたのでしょう。友の供養をなしつづけてほしいと遺言なされ、この言葉をひたすら守り続けるご夫婦の姿に日本人を見た気がするのです。
頭だけで亡くなられた軍人を「馬鹿な日本人」「間抜けな日本人」のレッテル張りをされる方も見えましたが、あまりに情けないことです。必死に真摯に慰霊をなされて、そのうえで非難されるならまだしも。 同様に慰霊も供養もなされずに靖国や護国神社を守れと型通りに叫ばれる方も、自分だけが熱心に慰霊作業をしているのだから勝手な統率を乱すような慰霊行為をするななどとおっしゃるのもどうかと思う。ネットを見て拡散だけする愛国者気取りの方は役に立たない。一級資料を発掘し読み込んで言論を打ち立てる人しか相手にしないなどとのたもう方も保守エリートの中には見える。 すごい人でしょうが、私はついては行けない。皆さんできる範囲で必死に時間を作り金をかけて祖国に孤忠を尽くそうとされる方ばかりだと知っているから。 まもなく終戦記念日。 心静かに祖国のために尊き命を投げ出された英霊の皆さんの思いをしっかり胸に抱きなおしたい 14日中には草取りや再整地をなしておく。 三ヶ根資料がなくなったので10部作製を終える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.08.12 22:01:53
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