2006/06/28(水)09:01
私に見えない深い世界
昨日、横浜方面への出張帰りに、はんぱな時間があいたので、ふと思い立って夫の事務所に立ち寄る。
今まで「ふと寄ってみよう」なんて気分になることはあまりなかったのだが、なぜか急にそんな気になったのだ。
昨日はとても暑かったので、事務所に行くや否や「ビールでも飲もうよ」と夫を誘ってしまった(相手は仕事中なのに!)。
結局夕方の4時だというのに、居酒屋で生ビールを飲んでいるアヤシイ夫婦である。
(5時半には子供達が帰ってくるから、それまでには帰らなくちゃなんないしね)
こうやって、家や子供達から離れて二人でビールを飲んでいると、なんとも不思議な気分になる。
彼が今抱えている仕事の話。実現したい夢の話。彼の好きな文学の話。
などを、しばしきく。
そういうときは、「夫」でも「お父さん」の顔でもないのよね。
家の中で会っていると、彼という存在が、仕事や人間関係で悩んでいたり、将来の夢を描いていたり、文学に焦がれたりしている存在でもあるということを、つい忘れてしまう。
目の前にいる人間が、私には見えていない面を深いところでたたえている存在であるということを、いつも見過ごしてしまうのだ。
きっとその人のことを半分もわかっちゃいないのに、わかったつもりで接していることの、なんと多いことか。
子どもだって、ばーちゃんだって、外からは見えない深いものをたたえた人間同士が集まって日々暮らしているのが、家族なんだなあ。。。
そんなことを、ふと感じた昨日の出来事。
そうそう。
縁あってご本人から直接ご案内をいただいた宮迫千鶴さんのアート展に、夫とともに出かけることにしました。二人とも、今からとっても楽しみにしています。
↑夜、ローソクをともして子ども達と影絵をして遊ぶ。