2006/06/30(金)20:26
歩くご先祖様
唐突ですが、私は母を愛せない娘である。
離れて暮らしていたときは、けっこういい関係だったのですけどね。
父が亡くなり8年前に同居をはじめてから、なんかこう、年々うまくいかなくなったのである。
で、最悪な関係だったのが2年前。
「どっちが出て行くか」という状況まで追い詰められた(追い詰めたって言うべきか)。
それをピークに、以来少しずつおだやかな関係になりつつあるのだが。
さて、今日ささいなことで私は母にカチンときた。
思わず口答えで反応してしまった未熟者の私である。
あ~あ。久々にやっちゃったわ。
ふとそのとき、私が敬愛する某精神科のお医者さんの言葉を思い出した。
「親は<歩くご先祖様>だと思えばよろし。
もしくは<歩く御位牌さん>でもよろし。
(ご位牌さんを粗末に扱うわけにはいきませんしな)
どのみち、じきに本物の御位牌さんになるのだから、生きているうちに供養しといたらご利益ありまっせ」
この話をきいたときは思わず吹き出してしまったのだが、たしかにそう思えば苦にはならないかも・・・と思ったのを覚えている。
いや~、本日は<歩くご先祖様>をかなり粗末に扱ってしまいましただ(反省)。
亡くなった父にはちゃんと手を合わせて供養できるのに、生きている母にはやさしくできないなんて、都合のいいもんだ。
本日は、亡き父のためにつくったプチ祭壇に火を灯し、その間ていねいに拭き掃除。
明日から泊りがけで出張のため、お掃除にも気合が入ります。
帰ってきた娘が、「うわあ!きれい」と驚いていた。
↓TVの上のカエルたち(息子の趣味)