清掃生活 * seinarukurashi

2006/11/17(金)16:48

親の知らない子の世界

せいなるくらし(161)

先日、息子のお友達のお母さんにばったり会ったときのこと。 「○○くん(←息子の名前)元気?」 ときくので、うん、元気だけどと答えると、 「ちょっと気になることがあったので」 とのこと。 話を聞いてみると、うちの息子が同じ町内の子(まあ仲の良いグループの子)に一方的に罵倒される事件があり、泣きながら帰っていたという。 それが1学期終わりくらいのことらしい。 これまで息子を見る限り、特に変わった様子は思い当たらない。 基本的に人間は、喧嘩したり傷ついたり傷つけたりするなかから成長していくもんだと思っているので、それもまたいい経験である。 しかし、まあ、今「いじめ」報道の真っ最中ということもあり、私は少なからず動揺した。 子どもたちの話をじっくり聴く時間を充分とっていない。 忙しさにかまけて「聴いていない」。 なんだか「親失格っ!」って気になってきた(おおげさです。はい) それを機会に、子どもたちの学校や友達との「なんでもない話」に耳を傾ける時間を、ちゃんととろうと思った。 そう決心したとたん、こっちの姿勢が微妙に変わったことを察知したのか、子どもたちに話を振ると、話すこと話すこと! どんどん話してくれる。 学校であったこと。友達とのこと。 へ~!そうだったの!? えっっ!そんなことあったの!!!! うそうそうそうそっ!!知らなかったよお! と衝撃&驚きの連続である。 今までいかに子どもたちの話をちゃんと聴いていなかったか、よ~~くわかった。 でもねえ。肝心のところは話してくれなかったりする。 「ねえ、もうちょっとそのへんのこと話してよ」 と言うと、 「子どもには子どもの世界があるの。大人にも大人の世界があるでしょ」 と小二の娘に諭されてしまう。 う~ん。てごわいわね。 以前、「きみのしらないははのせかい」という日記を書いた。 そのとき私は、「わたしの知らないきみの世界」も同時に存在するということに、まったく気づいていなかった。まったくのんきな母親です。 誰も知らない自分だけの世界。そんな世界もあっていい。 でもねえ。 願わくば、もすこし分かち合いたい。 分かち合ってもらえるように、ちゃんと相手の話を聴かなくちゃね。 せっかく縁あって共に生きているのだから。

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