テーマ:本のある暮らし(3300)
カテゴリ:本
毎回私の出張のお供は、ipodと三冊の本。
往復3時間以上かかる出張だと、このセットははずせない。 本は必ず三冊は持っていく。 このときのベストチョイスは、だいたいこんなかんじ。 1冊目…いま一番読みたい本 2冊目…サブカルチャー系かミステリー本(気分転換に) 3冊目…夫の本棚から借りた本 この三種類あれば、どんなときにも対応できる。 1冊目の「いま一番読みたい本」は、仕事帰りにたっぷりその世界にひたるのに最適。 (仕事前だといろいろと雑念があって、読むのがもったいない) 仕事前であまりにも緊張していたり、仕事後に激疲れしていたりするときには、2冊目のサブカル本(←おバカ系)の登場。ミステリーでも可。 これだと頭使わなくていいし、けっこう気分転換して脳をやわらかくリフレッシュしてくれる。 そして意外に重宝しているのが、3冊目の「夫の本棚から借りた本」である。 これは、どんなときに読んでもOKな本であることが多い。 夫の本棚の本は、予想外の感動がある。 いつも自分がひたっている「自分ワールド」とはまったくちがう世界を見せてくれるので、意外性に富んでおり、びっくりするくらい新鮮である。 前回の出張(札幌)のとき、夫の本棚から拝借したのは、「越境の時 1960年代と在日」(集英社新書・鈴木道彦)という新書だったが、予備知識なしに読んだので、かなりエキサイティングだった。 プルースト研究者と李珍宇との出会い、なんて! (ふだん、こういう本はあまり読まないので) 今回私が夫本棚から拝借したのは、「先生とわたし」(新潮社・四方田犬彦)。 コイツもけっこう期待できそうである。 夫の本棚から選ぶときのポイントは、「品定めをしてじっくり選んではいけない」。 あくまで「直感」が大事(みたいね。どうも) あらかじめ品定めしてしまうと、けっこう自分の世界に近いものを選んでしまうからである。 こうやって私は出張ごとにひそやかな愉しみにふけるのでアル。 そしてしみじみと思うのである。 関心分野や価値観・世界観が私とは異なる夫と暮らせていることが、どんなに自分にとって豊かなことなのかと。 価値観の違いで衝突することもかなり多いが、それはそれで、きっと良いことなのだな。 では、これから本をお供に旅立ってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.14 12:16:16
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