2007/11/08(木)08:55
今、あなたが必要です
思い立って、わけあって、どうしてもまた読みたくなって。
以前古本屋に売り払った本を、買い戻しに行った。
「それでも人生にイエスと言う」(著:V.E. フランクル 発行:春秋社)
図書館で借りればいいじゃない? とおっしゃる向きもあろうが、そうはいかない。
借りるんじゃダメなの。
「もいっかい、私の元に戻ってきて」
と、呼び戻すことが目的なのだから。
何回も読んだはずのその本を、何年かぶりで読み返す。
以前はいったいこの本のどこを読んでいたのだろう??と思うほどの、たくさんの発見と感動があるのに驚く。
本との出会いって、タイミングが大事だわあ。と、改めて思う。
良かった。私の元に戻ってきてくれて。
今の私には、あなたが必要だったのです。
そこで、せっかくなので子どもたちに算数の問題を出す。
「ママは、書店で1700円でその本を購入して、100円で古本屋に売り、900円で古本屋から買い戻しました。結局いくら損・得したでしょう」
正解は?
式を書いて回答を出す子どもたち。
「え~と結局、1700円の本に2500円払ったことになるじゃん!?」
そうそのとおり。計算の上ではね。
でもねえ、本の価値は、お金じゃないんだよなあ!