2008/10/27(月)17:18
やっぱりあこがれの女性
自転車をこいで、お寺の近くにあるギャラリーへ行く。
私の大好きな年上の女性の個展を訪れるため。
年に一度しか会えないけど、いつ会ってもため息が出るほど素敵な女性なのだ。
彼女がつくる陶器は、ほんとうにあたたかい。
まるで宮沢賢治の童話に出てくるような、猫やにわとりや犬たち。
観音様のお顔もとてもやさしい。
それはそれは不思議な空間。
少しの時間、おしゃべりを楽しんだ。
私の子どもたちがどんなに素敵だったか、その印象的なエピソードを、彼女はまるで童話をお話してくれるように話してくれた。
きいているうちに、私は涙が出てきてしまう。
こんなまなざしで子どもたちのことを見ていてくれたんだよなあ。
その落ち着いた声と、ゆったりとしたしゃべりかた。
そばにいるだけで、あったかくて、そしてしんとした、彼女の心が伝わってくる。
何年たっても、やっぱり彼女は私のあこがれの人。
あんなふうに、私もなりたいなあ。
ギャラリーに入った瞬間に目が合った(?)招き猫と、かわいいお顔のついた花器を購入した。
ほんとうに、しあわせな時間だった。