清掃生活 * seinarukurashi

2009/05/08(金)10:24

母と二人

家族(58)

GW最終日の今日、雨の中、母と二人で出かけることにした。 電車とバスを乗り継ぎ、母が入る予定であるお墓へ。 「娘や孫たちにお参りに来て欲しいから」と、遠方にあるご先祖様のお墓とは別に、共同で入れるお墓を母一人で決めてきた。 前々から一度一緒に行ってほしいと言われていたのが、今日やっと実現した。 道中、母は自分のお墓のこと、納骨のこと、葬式のことをしきりに心配している。 ひとり娘の私になるべく面倒がかからないように、と思ってくれているのだろう。 ありがたいことだよなあ。 その恩を、私はちっとも返していない。 先日、大好きな写真家のブログに、こんなことが書いてあった。 母の日を兼ねて、弟夫婦がおふくろの誕生日を祝う花を届けにきた。 可憐な紫陽花の鉢植えに、彼らのやさしい心が見える。 それに引き換え、ぼくたち長男夫婦はもう何年も(同居の母親に)贈り物などしていない。 そう言えばいつかだれかがこんなことを言った。 「同居が毎日お祝いしているようなもんさ」。 居候みたいなぼくらでも、当てはまるだろうか。 「同居が毎日お祝いしているようなもんさ」 しばらくその言葉に目が釘付けになった。 こんな親不孝な私にも、あてはまるだろうか。 最初は罪悪感。 そのあとは…私はその言葉に、静かに慰められた。 母と暮らす毎日が、お祝いであらんことを。

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