2009/05/08(金)10:24
母と二人
GW最終日の今日、雨の中、母と二人で出かけることにした。
電車とバスを乗り継ぎ、母が入る予定であるお墓へ。
「娘や孫たちにお参りに来て欲しいから」と、遠方にあるご先祖様のお墓とは別に、共同で入れるお墓を母一人で決めてきた。
前々から一度一緒に行ってほしいと言われていたのが、今日やっと実現した。
道中、母は自分のお墓のこと、納骨のこと、葬式のことをしきりに心配している。
ひとり娘の私になるべく面倒がかからないように、と思ってくれているのだろう。
ありがたいことだよなあ。
その恩を、私はちっとも返していない。
先日、大好きな写真家のブログに、こんなことが書いてあった。
母の日を兼ねて、弟夫婦がおふくろの誕生日を祝う花を届けにきた。
可憐な紫陽花の鉢植えに、彼らのやさしい心が見える。
それに引き換え、ぼくたち長男夫婦はもう何年も(同居の母親に)贈り物などしていない。
そう言えばいつかだれかがこんなことを言った。
「同居が毎日お祝いしているようなもんさ」。
居候みたいなぼくらでも、当てはまるだろうか。
「同居が毎日お祝いしているようなもんさ」
しばらくその言葉に目が釘付けになった。
こんな親不孝な私にも、あてはまるだろうか。
最初は罪悪感。
そのあとは…私はその言葉に、静かに慰められた。
母と暮らす毎日が、お祝いであらんことを。