2003/06/28(土)19:21
自分が一番、のこと。
高速道路をひた走って9時間、釣りのトーナメントに行った彼。馬鹿なんじゃないかと疑っていたけど、やっぱり馬鹿だと確信。支払いだけで一ヶ月のお給料が0になる。当然いつもお金がない。なのに、9時間も高速を走って釣りのトーナメントへ。その高速代金は?ガソリン代は?食事代は?トーナメント費は?用意した釣り道具代は?どこから出ているのかしら???天海にかりたお金から。まったく、7つも年下の彼女にお金を借りるのってどんな気持ちなんでしょうね。あ、馬鹿だからそんなこと考えないし、わかんないか。で、この釣りのトーナメントに必要なお金、持たせました。天海の先月のお給料の6割。あとの4割の内、ほとんど彼に流れている。天海が使うのはタバコとたまに友達といくお茶代くらい。夏なのに夏服も買えない。夏なのに長袖。顔が涼しげな雰囲気なのがせめてもの救い。これだけの行動力とお金があったら、今まで一泊温泉旅行、何回いけるでしょうね。何年分の誕生日プレゼントを天海に買ってあげることができますかねぇ・・・。天海の年頃って、普通ならキャピキャピ、いろんなところに遊びに行って、海外旅行とか、温泉とか行ったりしてサ。何一つとして実現されてない。よくよく思い出せば、同じことは今まで何度も会った。彼がゴルフにはまっていたとき、毎日打ちっぱなしに行く。ウエアやゴルフバッグ、コンペだどうのこうのと出かける。天海だってゴルフしたかった。でも言わなかった。だって天海のゴルフセットとかウエアとか練習に使うお金なんてどこにもなかったから。ひたすらバイトしてひたすら家で彼を待ってた。健気よねぇ・・・。今のことを言えば、釣りが大好きなわけ、彼は。で、毎週毎週釣りに行くのよ。天海は温泉行きたいし、アミューズメントパーク系にも行きたいし、一緒に買い物とかもしたい。しかし付き合ってきたこの5年間、皆無。強いて言えば、釣りのついでに行ったしょぼい水族館。それのみ。この前電話で自分ばっかりゴルフしてたことをちょっと皮肉を込めて言ってみたら、笑ってこんなこと言った。『あの時は、天海がゴルフの打ちっぱなしに行く金があるんだったら自分が行きたかったんだよね~、あはははは~』とんがった金槌で眉間をホームラン級のスイングで綺麗に打ち抜かれた。そして気付いた。彼は自分がよければよいのである。自分がしたいことが出来ればよいのだ。他人と一緒に行けば、その他人もきっと楽しいはずと思っているのだ。例えば釣りに行ったとき、天海を丸一日車で待たせて自分は釣り三昧。天海丸一日待ちぼうけ、大事な一日が全くの無駄。例えば免許書き換えの場合、天海も一緒に連れて行き、自分の用事が終わるまで待たせる。ようじが終わったら、自分の行きたいところへ一直線。こんな感じのことがパターンを変えていつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもだった。そろそろ気付いてくれないと、天海にも堪忍袋の緒が切れる。私は何のためにいるのですか?あなたの帰りをを待つ犬と一緒ですか?何してても文句の一つも言わないとでも?天海の我慢は無限大だとでも?天海の笑顔に何が隠されているのかご存知?そろそろ釘打っとかないと。しかし、糠に釘状態だろうな。そしたらもうアレしかないな。うん、そうだ、アレしかないな。