光圀の西山荘

2005/08/26(金)12:26

中日の逆転優勝は可能だか?

光圀のスポーツ観戦の旅(82)

 指導教官が中日のファンなので、今日、投手陣から中日の逆転優勝について検討しようと思う。    中日の中継と抑えは決して阪神に負けないと言える。阪神の「JFK」である藤川球児、ウィリアムス、久保田智之は確かに優れる。だが、久保田は岩瀬仁紀に比べて、安定感が弱いと言える。また、過去の成績からみれば、中日の岡本、平井、高橋、落合英は藤川、ウィリアムスはおろか、江草、橋本にも負けないと言える。しかも、平井、落合英は先発の経験があるため、長い回数を投げることができる。それに、遠藤と鈴木は中継ができる。これに対し、藤川球児とウィリアムスにそれぞれ2回または2回以上を投げさせれば、阪神には長い回数が投げられながら安定する中継投手がいないと言える。そのため、中継と抑えの状況からみれば、中日と阪神はまったく同じだと考えられる。  問題はやはり先発陣なのではないか。阪神には井川はおろか、福原、杉山、安藤も安定なピッチングができる。福原は運が悪いが、内容からみれば悪くない。また、下柳、能見、ブラウンも第五、第六の先発ができる。しかも下柳は運が強い。これに対し、中日の先発投手陣が安定ではない。川上憲伸を除ければ、ほかの先発投手は完全に阪神に負けた。野口はすでに以前のピッチングができなくなった。後半戦以来、朝倉の調子がよくなったが、この二年間のピッチングからみれば、必ずしも安定的なピッチングができるとは限らない。いつ崩れるかわからない投手だ。マルティネスはいい速球を持って、安定的なピッチングをしているが、コントロールはよいとは言えない。しかも被安打数が多かった。そして、成績からみれば、新人の中田、二年目のチェン(陳偉殷)は安定的なピッチングができないと言える。結局、中6日しか投げられない40才の山本昌は川上以外の使える投手となった。だが、今年の山本昌はもう若い時の安定的なピッチングができないような気がする。  30日からの中日と阪神の対戦は今年のセ リーグの優勝を決めると言えるのだ。ローテーションからみれば、中日は山本昌、朝倉、川上だが、阪神は井川、福原、下柳だ。先発投手の安定はこの三連戦の勝負が決められると思う。いい試合になるのではないか。やはりつまらない巨人戦の生中継をやめて、今度の中日対阪神を放送するほうがよいのではないか。

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