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背脂ラーメンと言えばホープ軒系だが、かつて環七の代表として知られた「土佐っ子」もよく挙げられる。特に、現在都内で「背脂たっぷり」の前位と言われるラーメン屋はほとんど土佐っ子系の店だ。しかし、元祖の土佐っ子はすでに何年前から消えてしまったという。最近、背脂ラーメンを食べたくなったこの隠居は土佐っ子系の店のラーメンを食ったことがあるが、ある土佐っ子に一番近い味の店を探りたいため、一応調べた。しかし、悲しい話かなと言える。
土佐っ子は千駄ヶ谷にあるホープ軒と同じように屋台出身だ。また、「ホープ軒本鋪」の創業者のもとで屋台をやっていたという。80年代から環七ラーメンの代表として絶大な人気を得た。同じ時期環七で「なんでんかんでん」などの多くの豚骨ラーメンの人気店が開店したため、豚骨ブームまたはラーメンブームのきっかけだと言われる。現在、東京以外にも「土佐っ子」というラーメン屋があるため、その時東京以外のところにも支店を開いたらしい。また、2004年11月詐欺によって逮捕された池袋にある土佐っ子という店は、この時の経営者が愛人に与えたのだそうだ。しかも暖簾分けの店だが、味はすでに変わったという。 しかし、経営者の交代によって、「土佐っ子」は閉まったという。その原因については明らかにならないが、元の経営者は多くの借金を抱えたため、店を暴力団に売ったという噂があるそうだ。また、交代する前に、先代経営者がいなくなったため、奥さんは店を構っていた話もある。結局新たな経営者と従業員との意見対立が起こったため、従業員全員は辞めて独立した。店名も「なすび」に変更したが、潰れた。 新たな経営者との意見対立によって、土佐っ子の従業員全員は辞めた。一部の従業員は板橋に「元祖土佐っ子」という店名で店を開いた。しかし、裁判で使えなくなったため、「下頭橋ラーメン」に変えたという。しかものち「土佐っ子」の跡地へ移転した。しかし、最初の味は同じだが、現在は土佐っ子とまったく違うという。 次に、「なすび」が閉店した時、一部の従業員は新宿に「元祖環七土佐っ子」を開いたが、客がいないため、練馬へ移転した。しかし店名も「侍」に変えても客がいない。現在、「侍」の跡地にある「練馬ラーメン」は同じ従業員たちが開いた店だそうだ。新宿時代の味は土佐っ子のそのままだったそうだが、練馬に移転してから、味が落ちて、すでに土佐っとにまったく違ったという。それに、すでに閉店した千葉県松戸市にある「元祖環七土佐っ子」はこの新宿にあった店との関係があるらしい。また、御徒町にある「貫ろく」は「なすび」を出身したそうだ。 それから、「元祖環七土佐っ子」の従業員の三人は環七に「平太周」を開いた。「平太周」は土佐っ子に続いて、再び背脂のブームを開いたという。しかし、味は土佐っ子とまったく違って、独自に進化したのだという。その上、現在都内で、「平太周」で修業した人が開いた「平太周味庵」と「平太周」の創業者の一人が開いた「一秀」がある。また、千葉県我孫子にある「環七ラーメンてらっちょ」はもともと「土佐っ子ラーメン」と呼ばれたそうだが、「平太周」の支店だという。店主は「平太周」の店主の妹の旦那だという。 そして、栃木県那須にも土佐っ子があるそうだ。それはなすび時代の支店だそうだが、味は独自に進化して、土佐っ子の本来の味と別物だという。それに、まだ土佐っ子と呼ぶ店があるそうだが、どっちとの繋がりがあるがわからない。 実はたくさん書いたが、多くの不明点をまだまだはっきりしていない。例えば、「元祖環七土佐っ子」を開いた人は元祖の「土佐っ子」または「なすび」を出身したかわからない。また、「平太周」の創業者は元祖の「土佐っ子」または「なすび」、「元祖環七土佐っ子」のどっちから出身したかはっきりしていない。そして、「貫ろく」の店主は元祖の「土佐っ子」または「なすび」のどっちを出身したかはっきりしていない。そして、松戸にあった「元祖環七土佐っ子」は元祖の「土佐っ子」または新宿出身だかはっきりしていない。要するに、「下頭橋ラーメン」を除いて、ほかの店は直ちに元祖の「土佐っ子」を出身したかどうかいろいろな説がある。また、多くの店は「土佐っ子」を名乗っているが、元祖の「土佐っ子」であるかどうかはっきりしないと言える。 しかし、以上の店の中で、「平太周」および「平太周」から出身した店のほうが、都内で好評を得たように見える。もし、元祖の「土佐っ子」についてご存知の方がいれば、ぜひ教えていただきたい。 なお、この文章は以下のスレッドから多くの資料をいただいた上でまとめたものだ。また、大崎裕史さんが何年前にそれについて書いたものも参考したことがある。東京のラーメン屋さんのとらさん会議室で、『「土佐っ子ラーメン」について』というテーマを探ってください。 __伝説の環七、土佐っ子ラーメンはいまいづこ_ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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