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カテゴリ:光圀のスポーツ観戦の旅
台湾出身のヤンキース・王建民投手がデビルレイズ戦で7回を6安打1失点でアジア出身投手最多タイとなる18勝目を挙げ、ア・リーグのハーラートップに並んだ。最多勝となればアジア出身では史上初の快挙となるということだ。
本来キレがあるスライダーは決めボールだが、怪我をしてからかつてのキレさに戻らないそうだ。そこで、マイナーで身につけた高速シンカーは家伝の宝刀となった。しかし、それは日本でシンカーという変化球の一つのではなく、ツーシームファストボールの一種類だそうだ。また、それを身につけるため王は親指の皮が剥けたさえ練習し続けていた。その結果、ケガよくなったらそのところで厚い皮になった。そのため、普通のツーシームとほぼ同じ握り方なのにさらに変化が大きい。従って、直球のスピードとほぼ変わらないのに大きな変化がある変化球と思われるが、変化球ではなく直球だ。 今シーズンのヤンキースにとって、苦しいシーズンなのではないか。松井、シェフィールド、ジオンビー、ダイモンなどのけが人の出続け、エースのジョンソン、ムーシナの調子の上がっていないことは苦戦し続ける理由だ。特にジョンソン、ムーシナ、ライトなどの先発投手が出た時、多くのリリーフ陣を使わなければならない。 その時立ち上がったのは王建民だ。リリーフ陣を休ませるため、できる限り投げられる局数を投げたりしている。しかもリリーフのエースであるリベラが使われすぎた時さえリリーフとして出たことがある。二年生の王のピッチングでヤンキースの成績が徐々に上がってきたことも、トーレ監督はエースとして認めた。 政治の問題で賑やかになった台湾で、ただ王の出番はそれを冷やさせることができるということだ。これからも活躍してもらいたいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.24 14:07:39
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