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カテゴリ:光圀の諸国への旅
老外一品牛肉麺を出た後に、大道へ進み、さらに15分ぐらい歩いたら、自由巷という別名を持つ道を見つけ。そして、鄭南榕基金会・記念館が入っているマンションを見つけた。
![]() 鄭南榕基金会・記念館は、中国国民党による一党独裁体制で100%の言論自由、台湾独立を主張していた鄭南榕が編集長を務めた政治評論誌『自由時代』の編集部だった場所にある。鄭南榕は、警察による強行逮捕に反抗し、機動隊が突入しようとした1989年4月7日にここで焼身自殺した。2016年に台湾政府は、鄭南榕の命日である4月7日を言論の自由の日と定めた。すなわち、現場で指揮した警察の責任者は、2024年の台湾総統選挙で国民党の公認候補で、今の新北市長侯友宜だった。 ![]() 3階の入り口に入ったら、鄭南榕の銅像や鄭南榕が描かれた絵や写真などが展示されている。見学の流れは、まず、スタッフが入館者のニーズで中国語、英語、日本語のドキュメンタリーを見せる、次に展示物を自由に見学するということである。 ![]() 写真撮影は自由。ここは鄭南榕が焼身自殺した編集長室である。できる限り本来の状態を保存したいが、年月が経つにつれて保存が難しくなったとスタッフが教えてくれた。また、まだ決まっていないが再開発の可能性がある界隈にあるため、記念館はいつ移転せざるを得ないかわからない。現在政府と協力し、できる限り資料を整理しているため、開館日を土曜日のみとした。中国人に敬遠されているスポットであるが、中国から海外へ移住した方々の次世代はよく見学しに来ているみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.03.26 00:05:07
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