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テーマ:文鳥(380)
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↓↓このときはまだのんきに写真なんか撮っていたのだったが・・・。
飼い主が二人になったので、かごの掃除もふたりですることになった。 ここの「飼い主」の定義はただ餌替えとかごの掃除をする人のことなのである。 ちなみに「世話人」は無責任に遊んでいれば良かったから、「飼い主」になれてもちっとも嬉しくないのである。 「ほら、はやくやらないと餌が散らかっちゃうよ。あ~!!しろ、ここ飛ぶんじゃない!!羽ばたきで餌散らばっちゃったよ~。しろはね、こっちの予備かごに入れとかないとダメなの!」」 「はいはい、いますぐやります~」 先輩飼い主の指示に従わないと、新米飼い主は効率が悪いのだ。 さて、ゴマ吉のかごのばん、であるが・・・。 「どうしようかねえ、ゴマ吉。また捕まえてこっちのかごに入れとく?」 「捕まえるのはあんまりよくないよね。せまいかごのなか追い回されるのって恐怖かもしれない・・。あ、そうだ、捕まえなくてもすむように、出入り口の広い、しろがいたかごに移したらどうかな?」 手乗り専用のかごは、天井が半分開くし、扉も手前に大きく倒せるようになっていて、手乗り文鳥を出やすくしてある。もしかしたら、帰るときも入りやすいかも知れない。まあ、まだ自分から帰ってくれるとは思えないけど。 しろはもともと自分のいたかごだから、替えてもそうとまどわなかった。(何回目の引っ越しだ?!) さてゴマ吉を・・・と思ったときには、すり抜けて飛んでいってしまった。 それでも最初は好きに飛ばせておいて、掃除に取りかかった。 問題は、掃除が終わってしばらくして、さて、そろそろというときである。もちろん、天井と扉が大きく開いていたからといって、帰ってくれるわけではなかった いまは真っ昼間。暗くするといっても夜のようにはゆかない。 結果、最後は追い回すはめになってしまった。そしてとうとう、網で捕獲。 結局ゴマ吉は、ショックなうえに新しいかごに入れられ、しばらくボーゼンとしていた。餌も食べず、水も飲まず、つぼ巣にも入らなくなってしまった。 こうして2時間くらいして、ふたたび餌を食べ、水も飲み、さえずりもしたが、同じ止まり木の上で動かすに過ごし、そこで眠る様子はここへ来たばかりのような姿だった。 ああ、ゴマ吉のつもりになって、なんて、口で言っても、結局こちらの欲ばっかりじゃないか。本を読んだら「荒鳥は荒鳥なりにかごの中から飼い主を認めている」ということばに行き当たって、つまづいてしまった。そうかもしれない、ほんとにゴマ吉にはすまないことしたと思った。 ゴマ吉は私たちを決して敵視はしていなかった。体に止まることはなくても、すぐ近くまでやってきてじっと止まっていた。それはある程度の信頼関係があったからではなかったか?いま、それはすこしでも残っているんだろうか? ・・・でもまた一方、なんとかしてまたかごから出てきてもらうようにと考えている自分もいる。しょうもない、これも「飼い主」というものなんだから・・・と、うちの定義に加えておこう。 とにかく、いまは昼間は飛ばさないように気をつけよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年10月11日 11時49分49秒
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