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テーマ:文鳥(380)
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しろとゴマ吉のいたペットショップが、ホームセンターが閉店するのにともない、25日に撤退することが決まった。
大きなホームセンターとちがって、ここはどこか商店街の金物屋さんみたいな雰囲気があった。すり鉢があったり、ぬか床の水抜きがあったり、ブリキのじょうろがあったりした。(みなここで購入した)なにもかもあるという規模じゃなかったけど、こちらの欲しいものがよくおいてあるので、それで事足りることが多かった。 ここで、大型家電店より安く炊飯器が買えた。売れ残っていたので。 みんの部屋の収納家具も、台所用マットも、大型店をさんざん探したけど、気に入ったものがなかった。最初からあてにしていなかったが、だめもとでここに寄ってみると、捜していたものがちゃんと置いてあった。 扇風機の壊れた羽だけ、母が使う小さな掃除機の紙パック、キャンプで使うシェラカップも、山専門店じゃなく、ここで注文して取り寄せた。 鳥の声で起こしてくれる目覚まし時計が欲しくなってあちこち捜したけれど、どこにもなくて、これもここでたったひとつ売れ残っていたのを買った。 花や苗は数しれず。備中に散水ホース、堆肥コンポスト。ヨウリン窒素を入れると堆肥に虫がわかないよ、と教えて貰った。 梅干しを干す大きなざるも、ちょっと前はどこにでもあるというものではなかったのに、ここには最初から置いてあった。 うちにあるものを見回すと、しろとゴマ吉だけでなく、いろいろなものがこのホームセンター出身だった。 ペットショップは途中から出店してきた。犬を飼っていたときも、文鳥になっても、ペットショップにしょっちゅう行っていた。この地方の、純血種の犬が店で飼われていた。ほんとは犬を飼いたかったみんは、文鳥のあと、必ず犬を見に行った。ここは安くて回転が速いので、犬は売れ残る様子がまるでなかった。「もうあのシェルティ、いなくなっちゃった」と寂しそうに言うみんだが、すぐに新しいのが入ってくるので大喜びでまた見に行っていた。 しろとゴマ吉のふるさと、ともいえる店が、とうとう無くなってしまう・・・と思ったら、なんだ、ペットショップだけは職場の近くの量販店の中に移転すると書いてある。売れ残った文鳥たちもそちらに引っ越すことになるだろう。でも、もうそこへ行っても、しろとゴマ吉のいたところではない。まあ、文鳥が売られていたペットショップを懐かしむというわけではないので、彼らにとっては何の意味もないことだろうが・・・。 鳥かごや文鳥が2割引の処分価格で売られていた。 「安いね、この鳥かご。いいものだから買っておこうかなぁ。・・・なかに文鳥入れて持って帰ろうか。どっちも安いしね」 「あのね・・・トイレットペーパーじゃないんだからっ!!」 閉店を知った日から、もういちども行っていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月24日 22時24分54秒
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