イルカのペンダント裏話 その1
11月26日からのファミリーセールで配るイルカ・クジラのペンダントについて、裏話を少々。 これは職人さん達が毎年交替でボランティアで作っている。去年はKさん、その前はNさん、その前はUさんだった。 ことしのイルカを作ったのはこの人、Hさん。こんなかわいい物を作るようにはとても見えないでしょ? 普通ジュエリーを作るときには、デザイナーにデザイン料を払い、原型職人さんに原型代を払い、そして量産に取りかかるわけだが、デザイン料と原型代は本人負担。量産代は実費(あるいはそれ以下)が組合から支給される。 今回の場合、Hさんは自己負担で7型も作ってきた。要するに職人さんが毎年持ち回りだから、「去年のあいつには負けたくない」という意識が働くようだ。 そしてパンフレットの写真に載っているのが4型。ということは没になったのが3型あるということ。そしてこれが、没になった3型である。この様に1つの製品を世に出すためには、ふるい落とされて行く物も数多くあるということなのだ。 この様に気合いの入った作品がただでもらえるのだから、絶対お得だと思う。 さて 量産代は実費(あるいはそれ以下)と書いたが、それ以下であることの方が多い。この辺も制作者のボランティアである。僕は毎年必要数よりも少し多く作ってもらって買取って、自分の物にしている。正月に行き着けの寿司屋などで、居合わせた客に配ったりすると、大変喜ばれるのだ。