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2007/10/30(火)20:13

聖書・新共同訳『ヨハネによる福音書』(日本聖書協会)

聖書に親しむ(158)

『ヨハネによる福音書』を読了したので、感想を書いておきます。 色々な説があるようですが、ヨハネは12使徒のうちの一人との説が、一般的であるようです。 実際の著者は定かではありませんが、ヨハネを信奉した人物のようです。 この説をとると、中々面白い点が見えてきます。 まず、その点を書いてみましょう。 【この本からの引用】 二人は一緒に走ったが、もう一人の弟子の方が、ペトロより速く走って、先に墓に着いた。(20章4節) 【上記の感想】 上記の、「もう一人の弟子」はヨハネを指すようです。 イエスの墓に向かう時に、ペトロとヨハネが同時に走って、先にヨハネが到着したと書かれています。 妙な所にこだわりがあるものだと、思わず笑ってしまいます。 【この本からの引用】 イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子を見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。 それから弟子に言われた。 「見なさい。あなたの母です。」 そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。(19章26-27節) 【上記の感想】 上記は、イエスが磔刑にされる直前の場面を書かれた箇所です。 その際に居たのは、聖母マリア、ヨハネ、マグダラのマリアなどです。 後に描かれた磔刑図にも、これらの人物が描かれていることが多いですね。 以下に、グリューネヴァルト (1512-16)の磔刑図を載せておきます。

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