投資逍遥

2008/07/24(木)11:51

可変抵抗器

新米電気主任の学習部屋(485)

可変抵抗器は抵抗体の上に接点を滑らせ,抵抗を変えています 3つの端子のうち,抵抗体の両端が端子の両端につながっています. 真ん中の端子が,すべる接点につながっています. たとえば 1kΩの可変抵抗器は両端の抵抗が1kΩということで,真ん中の接点が回転によって位置を変え,接点が中央にあるときは,両端から500Ωのところに接点があります. そのとき,両端に6Vの電圧がかかっていれば,接点の電位は3Vにになります. しかし,実際は接点の先にも電流が流れます. つまり接点につながった先の抵抗(インピーダンス)の影響もあるので,単純に「真ん中だからちょうど半分」ということにはなりません. 接点の先の抵抗が500Ωなら,可変抵抗器の500Ωと接点の先の500Ωが並列になるので,抵抗は250Ωとなり,電圧は 500:250=2:1 となり接点の電圧は2Vになります. まぁこの辺の計算は回路の知識が必要ですが,一度ばらして線のつながり方や,接点の動きを見ると一目瞭然ですよ. したがって,接続の組み合わせのうち,真ん中を使わないのは,抵抗が変化しないので意味がないですね. 使い方としては,上記のように,元の電圧を両端につないで,真ん中から変化した電圧を取り出すのと,両端のうち片方と真ん中を使う(つまり両端のうち片方は使わない)方法があります. 普通は上記のように元の電圧を,可変抵抗器の両端にかける使い方をすることが多いです. というのは,音量調節の場合,真ん中と端の2つだけだと音量0にできません. 抵抗0が音量最大ですが,反対に抵抗最大の1kΩにしたとき,その先の増幅器の抵抗(インピーダンス)が500Ωなら1000:500=2:1 で 6Vの電圧が2Vにしかなりません.音量0にするには抵抗無限大にしなければなりませんから,両端が1kΩではだめです. しかし,もとの信号電圧を可変抵抗の両端にかけ,接点の位置を「電圧0V」のところにすれば簡単に音量0が実現します. それで端子が3つあるのです.(ネットで借用  m(__)m) 【上記の感想】 ファンコイルの風量調整スイッチに可変抵抗器が使われている。 いわゆるボリュームである。 ウィキペディアで可変抵抗器を調べると、次のように書かれていた。 「抵抗値を変更することができる抵抗器。ボリュームとも言う。抵抗体を露出させた固定抵抗器の端子間に、スライダと呼ばれる可動端子を設けることによって実現する。スライダを直線的に移動させる形状のものと、円周上に移動させる形状のものがある」 なるほど、さすがに的確にまとめられている。 上記は、可変抵抗器に3つの端子がある理由等が、わかりやすく書かれている。 しかし、電子部品は難しい。 1年前の日記を見ると、ダイオードを調べていたりする。 1年経っても、ほとんど進歩していない感じ。(笑)

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