テーマ:水産・農林(13)
カテゴリ:水産・農林
【特色】ブナシメジ、エリンギで首位。地盤の長野中心に全国で生産拠点展開。米国、台湾でも生産
【連結事業】きのこ生産86(21)、化成品14(6) 【好 調】猛暑による野菜高騰や消費者の健康志向でキノコ販価堅調。9月稼働の福岡八女も上乗せ。需要期の冬場減速見込む会社予想は慎重。増配濃厚。12年3月期も国内新設備と海外の稼働向上で増益へ。 【海 外】台湾工場製品をアジアでテスト販売、マレーシア、ベトナムの市場調査本格化。赤字の北米はアジア系スーパーやレストランで拡販図り12年度黒字化見込む。 (会社四季報2010年12月号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、ホクト(1379)について書かれた箇所を引用。 保有銘柄である。 本日、ホクトを見てみようと思った理由は、日経新聞の記事を見たため。 さっそく、引用してみる。 ---引用開始--- ホクトはマレーシアやタイなど東南アジアでの需要開拓に乗り出す。マレーシア向けにキノコを初めて輸出して、日系スーパーで試験販売する。和食だけでなく現地の料理に合わせたメニューも提案して需要動向を探る。長期的に国内市場は人口減少で縮小することから、海外市場開拓を強化する。 マレーシアにこのほど輸出したのはブナシメジが中心で、独自品種の白いブナシメジ「ブナピー」も含む。ブナシメジは長野、新潟、香川など各県で生産しており、供給可能な工場から2週間に1度、約2トンを試験的に輸出する。 現地の消費者にキノコをPRするため、日本国内と同様にレシピを載せたチラシをスーパーで配布する。チラシは本社の海外担当部門が英語とインドネシア語で作製。トムヤムスープやナシゴレンなど東南アジアの料理をアレンジし、ブナシメジとブナピーを使うメニューを提案している。 今回の輸出は東南アジアの市場リサーチという位置づけで、試験販売の状況を見て、継続的に輸出するか、日系スーパー以外も含めた本格販売に踏み切るかを決める。現地で通年の需要が見込めるようになれば、台湾の工場からの輸出や現地生産も将来的に検討する。 ホクトは2006年に米国法人を設立して現地生産に着手、08年には台湾に工場を建設して生産を始めた。人口減に伴う国内市場の縮小を見越したほか、現地での需要が旺盛で輸出では対応しきれなくなったことが背景にある。 ホクトの11年3月期の連結売上高は500億円の見込み。純利益は52億円で、3期連続の過去最高更新を予想する。国内では鍋料理以外での利用を消費者にPRする一方、海外で市場開拓を進めて継続的な成長を目指す。 ---引用終了--- 国内市場の縮小を見越して海外市場を開拓する。 これは言うまでもなく、投資家にとっては良いことだ。 ただ、その規模がどれ位まで伸びるかが、問題である。 ホクトの場合は、きのこが商品なので、胃袋を満たせば、それ以上は伸びないというのが宿命だろう。 その辺が、主力株にはしにくいところだ。 ただ、今後数年は成長が続くのは間違いがなさそう。 できれば、きのこ以外にもう一つの柱が欲しいところだが、きのこで伸びている現状では、まだ必要がないとも言える。 いずれにしても、何時の日か、ホクトに真の成長力があるか否かがわかるだろう。 それでは、株価と指標を見ておく。 現在値は、1910円。 予想PERは、11.8倍。 実績PBRは、1.49倍。 予想利回りは、2.88%。 貸借倍率は、3.18倍。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/01/09 10:36:30 AM
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