投資逍遥

2011/02/13(日)06:23

薬王堂---売上は好調、ただし最近の株価は冴えず

小売業(793)

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、各種経済政策による持ち直しの動きが一部に見られたものの、円高や株価の低迷等依然として厳しい環境の中で推移しております。 当社グループの営業基盤であります東北地方においては、依然として雇用環境は厳しく、個人消費は一部に持ち直しの動きが見られるものの低調に推移しております。 このような状況のなか、当社グループといたしましては、 24店舗の既存店の改装を実施するとともに、 ドラッグストアを岩手県に3店舗、 青森県に1店舗、 宮城県に2店舗、 山形県に2店舗を新規出店し、 岩手県でドラッグストア1店舗を退店しております。 この結果、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は ドラッグストア128店舗(うち調剤併設型5店舗)、 バラエティストア1店舗の計129店舗となりました。 当第3四半期連結累計期間においては、昨年流行した新型インフルエンザ関連需要の反動減の影響がありましたが、販促施策の効果に加え、季節商材が好調に推移した結果、売上高は前年同四半期に対して増収になりました。また、販売費及び一般管理費につきましても、コスト削減に取り組み、概ね計画通りに推移しております。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における 売上高は317億2千3百万円(前年同四半期比6.2%増)、 営業利益7億6千4百万円(前年同四半期比22.4%増)、 経常利益8億4千5百万円(前年同四半期比24.6%増)、 四半期純利益4億7千8百万円(前年同四半期比22.0%増)となりました。 (薬王堂の3Q短信より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、薬王堂(3385)の短信より引用。 保有銘柄である。 まず、同社の月次より、今期の全店売上高の前年同月比を見てみる。 3月が、98.8% 4月が、100.0% 5月が、98.4% 6月が、109.3% 7月が、112.1% 8月が、113.0% 9月が、109.1% 10月が、109.2% 11月が、105.1% 12月が、110.5% 1月が、112.7% と、好調である。 次に、今期末までの展望を考えてみる。 と言っても、2月決算なので、もう残す日数は、わずかである。 過去数年の同社のニュースリリースを見たところ、株価を動かす材料は見当たらなかった。 2月には1月の月次速報が発表されるが、それは既に発表済み。 結果は、前年同月比で112.7%と好調だった。 が、株価は、瞬間的には上げたものの、元に戻ってしまった感じだ。 残る期待は、年1回配当でそこそこの利回りであるため、配当狙いの買いが入ることだ。 まあ、空振りの終わりそうですけどね。 最後に、株価と指標を見ておく。 現在値は、97100円。 予想PERは、5.71倍。 実績PBRは、0.45倍。 予想利回りは、3.4%。 信用買残は、296。

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