2011/04/11(月)10:26
ティラド---震災の影響は不明だが、前期は好調に推移したようだ
【特色】日系自動車・建機メーカー向けにラジエーターなど熱交換器を製造。大排気量に強み。空調機も
【連結事業】自動車用54、空調機器用15、建設機械用25、他6
【海外】34
【微増益】柱のラジエーターは建機向けが想定超。増産効果大きく増益幅拡大。最高純益更新、増配。12年3月期は中国好調な建機向けの躍進続く。乗用車向けもタイや北米が拡大。国内の足踏みや原材料高こなす。
【縮 小】先物取引で過去高値づかみした銅は通常購買に移行。保有する金融派生商品ほぼ売却完了。売り上げ急減のイタリアはリストラ実施も赤字続く。再編も俎上か。
(会社四季報2011年3月発売号より)
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【上記の感想】
上記は、ティラド(7236)について書かれたもの。
保有銘柄でないが、興味のある銘柄である。
まず、震災の影響。
先月18日の会社発表によると、生産設備等に直接的な被害はなし。
次に、業績。
3月決算で、5月13日に本決算発表を予定している。
現時点でわかるのは、3Q。
そこで、3Qの経常利益を見てみる。
3Qの経常利益の通期予想に対する進捗率は、79.5%。
ただ、通期予想は2月14日発表分なので、震災の影響は織り込んでいない。
前期の経常利益予想は、3度の上方修正をしており、好調だったといえよう。
その上方修正は、日付順に書くと、次のとおり。
8月6日、3400百万円に修正
11月9日、3500百万円に修正
2月14日、4500百万円に修正
それでは、株価と指標を見てみる。
現在値は、306円。
予想PERは、6.57倍。
実績PBRは、0.82倍。
予想利回りは、2.61%。
貸借倍率は、9.38倍。