2011/08/02(火)06:00
富士製薬工業---増資による予想1株益の変化は、166.36円→162.78円
【特色】ジェネリック(後発)医薬品中心に女性医療・急性期医療の2領域特化。新薬・バイオ後続品も
【単独事業】診断用薬43、ホルモン剤27、循環器官用薬6、抗生物質・化学療法剤3、体外診断用医薬品5、他15
【成 長】後発医薬品の診断薬は包括払い病院を中心に着実増。ホルモン剤も新薬ルナベルの効能追加が寄与。研究開発費増を吸収。配当性向2割で増配。12年9月期も後発品軸に成長。減価償却費増をカバー。
【提 携】バイオ製剤などの研究開発力強化へ、国内外数社と包括提携協議。現在の倍の能力持つ新注射剤工場が11月稼働。2~3年後バイオ後続品、抗がん剤投入へ。
(会社四季報2011年6月発売号より)
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【上記の感想】
富士製薬工業(4554)について書かれたものである。
昨日買い付けた銘柄だ。
まず、売上高の推移をみてみる。
単位は百万円。
2006年9月期 11240
2007年9月期 13250
2008年9月期 14937
2009年9月期 17198
2010年9月期 19698
2011年9月期 22457(会社予想)
連続増収中である。
今期は、前期比14%増の予想。
次に、配当性向と純資産配当率をみてみる。
21年9月期 20.2% 2.0%
22年9月期 19.9% 2.3%
問題なし。
次に、株価と指標をみてみる。
現在値は、1406円
予想PERは、下記
実績PBRは、0.97倍
予想利回りは、2.42%
なお、増資前の1株データを使っているので要注意。
ちなみに、直近の短信によれば、増資を考慮した1株益は、162.78円と予想されている。
これで予想PERを計算すると、8.64倍。
最後に、まとめておく。
・増資というと、1株データが希薄化するために、株価が下落する。
これは当然としても、どの程度の下落が妥当なのかを、実際に1株データを出してみて計算するのが良い。
場合によっては下げすぎということもありうる。
ちなみに、富士製薬工業の1株益は、増資により、166.36円→162.78円と予想されている。
・買い増し予定は、今のところない。