2011/09/06(火)06:49
富士フイルムHD---PBR0.5倍
【特色】写真フィルムから医療画像、内視鏡、液晶フィルムへ転換。富山化学買収や自社開発で医薬強化
【連結事業】イメージングソリューション15(-4)、インフォメーションソリューション41(11)、ドキュメントソリューション44(8)
【海外】51
【好 伸】複写機は震災に伴う部品不足で前半鈍いが、中国などで後半挽回。デジカメは好採算品増。液晶フィルムに生産増強効果。構造改革費用320億円消える。銀など材料高こなし営業益好伸。増配期待。
【買 収】米英の医薬品受託製造2社を買収、成長期待のバイオ医薬分野に本格参入。九州工場の液晶フィルム新ラインが10月稼働計画、大型液晶テレビ向け拡販を狙う。
(会社四季報2011年6月発売号より)
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【上記の感想】
上記は、富士フイルムHD(4901)について書かれたもの。
昨日、久々に保有株になった銘柄である。
まず、売上高の推移をみてみる。
単位は億円。
2007年3月期 27825
2008年3月期 28468
2009年3月期 24343
2010年3月期 21816
2011年3月期 22170
2012年3月期 23400(会社予想 7月29日付け)
2010年3月期を底に、再び成長軌道に乗るかどうかというところ。
2010年3月期は、構造改革により、420億の営業赤字を計上した時期。
2011年3月期の営業利益は、1363億円の黒字に転換し、構造改革は成功したに見える。
次に、今期の第1四半期(4~6月)の短信をみてみる。
第1四半期の前年同期比は、
売上高 3.2%減
営業利益 38.1%減
経常利益 26.9%減
純利益 18.3%減
とのことで、今期は厳しいのではないかと思うが、通期予想は増収増益である。
通期予想の前年同期比は、
売上高 5.5%増
営業利益 17.3%増
経常利益 32.4%増
純利益 25.3%増
その理由までは調べず。
注意点は、7月29日時点の予想であること。
それから、想定為替レートが、1ドル=80円、1ユーロ=116円であること。
今は、想定よりも円高で推移しているので、業績は下ブレ懸念があろう。
次に、株価と指標をみておく。
現在値は、1802円
予想PERは、10.78倍
実績PBRは、0.5倍
予想利回りは、1.94%
最後に、その他いろいろ。
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