2012/03/12(月)05:45
新光商事---3Qまでは順調、4月に上方修正か?
【決算】3月
【設立】1953.11
【上場】1983.8
【特色】半導体商社。ルネサスエレ製品が主体。札幌に設計・開発拠点。産業用のほか遊技機向けに強み
【連結事業】電子部品80(4)、アッセンブリ15(3)、他5(-35)
【海外】18
【復 調】ルネサス製品の商権獲得で産業機器関連が増。自動車電装関連も想定より早期復調。娯楽機器関連は鈍調、増員負担あるがこなし営業増益幅拡大。13年3月期は娯楽関連機器が前期からずれ込みも想定され復調、液晶販売増の公算も。営業増益。
【代替需要】洪水のタイ製品の代替に米国TI製品等へ引き合い。インド11年7月に続きスペイン・マラガに同12月拠点開設。
(会社四季報2011年12月発売号より)
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【上記の感想】
上記は、新光商事(8141)について書かれたもの。
最近買い付けた銘柄である。
この銘柄については、11月1日の日記に書いた。
今日は、この新光商事を、みておきましょう。
まず、2007~11年の業績等をみてみる。
単位は、百万円。
売上高/ 182,239/206,307/143,330/131,228 /123,023
営業利益/6,834/ 6,571/ 2,406/ 2,618/ 2,103
経常利益/6,963/ 7,078/ 2,697/ 2,552/ 2,127
売上高営業利益率/ 3.8%/ 3.2%/ 1.7%/ 2.0%/ 1.7%
2008年をピークにして、9,10,11年と3期連続減収中。
営業利益、経常利益は、2009年以降は大幅に減っている。
今期(2012年3月期)の通期予想は、1月30日の会社予想では、次のとおり。
・売上高 130000(5.7%増)
・営業利益 2400(14.1%増)
・経常利益 2400(12.8%増)
・純利益 1400(24.3%増)
とのことで、今期は、増収増益に転じる予想である。
ちなみに、3Qまでは順調で、売上高は、前年同期比13.8%増。
経常利益は既に通期予想を超えている。
したがって、上方修正をする可能性が高そうだ。
その辺を、3Q短信には、次のように書かれている。
「当社グループの平成24年3月期の業績予想につきましては、当第3四半期連結累計期間において営業利益、経常利益、四半期純利益は既に連結業績予想をほぼ達成しておりますが、第4四半期連結会計期間の市場環境が非常に不透明な状況なこともあり、現在のところ、前回発表(平成23年10月25日)の連結業績予想を変更しておりません。今後、状況が判明次第速やかに開示してまいります。」
次に、過去の業績予想の修正をみてみる。
2011年10月25日 上方修正
2010年10月29日 下方修正
2010年1月29日 上方修正
2009年10月27日 下方修正
2009年4月28日 上方修正
これらから予想すると、4月末の上方修正がありそうだ。
次に、配当性向・純資産配当率・1株配をみてみる。
22年3月期 60.4%・2.1%・40円
23年3月期 65.9%・1.6%・30円
24年3月期 53.0%・--・30円
最後に、株価と指標をみてみる。
現在値は、731円
予想PERは、12.92倍
実績PBRは、0.38倍
予想利回りは、4.1%
1株あたり正味流動資産は、1646円