2012/09/02(日)06:06
ファンケル---配当性向が高目だが、利回り3.74%
【決算】3月
【設立】1981.8
【上場】1998.11
【特色】通販主力の無添加化粧品メーカー。直営店展開も。サプリや健康食品も扱う。アジア展開推進
【連結事業】化粧品関連52(10)、栄養補助食品関連31(6)、他17(-4)
【負担期】赤字の雑貨子会社譲渡し売上高70億円消滅。化粧品に主力ブランド刷新効果。前期苦戦のサプリメントは中国輸出再開で底打ち。前半に広告を積極投入、今期までシステム関連費もかさみ営業益強含み程度。子会社譲渡に伴う税効果消える。
【健康食品】化粧品に続き13年1月ブランド刷新、中高年向け商材増強。今秋出す旗艦店、通販ともにカウンセリング新体制構築。
(会社四季報2012年6月発売号より)
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【上記の感想】
上記は、ファンケル(4921)について書かれたもの。
総合利回りの高さに惹かれて買い付けを検討中の銘柄である。
ちょっと見てみましょう。
まず、売上高の推移を見てみる。
単位は、百万円。
2008年3月期 99,349
2009年3月期 98,004
2010年3月期 99,536
2011年3月期 93,789
2012年3月期 88,165
で、2期連続減収中である。
次に、今期の業績予想を見てみる。
売上 87,000(-1.3%)
営益 4,200(+4.6%)
経益 4,200(+4.9%)
純益 2,100(-14.4%)
1株益 32.36円
次に、1株配・配当金総額・配当性向・純資産配当率を見てみる。
23年3月期 34円・2207百万円・77.5%・2.8%
24年3月期 34円・2206百万円・89.9%・2.8%
25年3月期 34円・-----・105.1%・--
短信を見ると、公約配当性向40%以上、今期の1株配は34円と明記されている。
したがって、今期は34円配で良いだろう。
ただ、配当性向を見ると高目なので、来期は減配の可能性が残る。
というものの、利益剰余金は563億円あるので、赤字にでもならないかぎり、来期も34円配の可能性が高そうだ。
最後に、株価と指標を見てみる。
現在値は、908円
予想PERは、28.06倍
実績PBRは、0.75倍
予想利回りは、3.74%