因幡電機産業---東証1部銘柄で、利回り4.96％

【決算】3月 【設立】1949.5 【上場】1993.2 【特色】電線・配線器具等を扱う独立系商社。電設資材で首位。空調部材など自社製品売上比率は約３０％ 【連結事業】電設資材66(2)、産業機器12(4)、自社製品22(18)、他0(-2) 【増　益】採算よい空調用被覆銅管が国内好調。電設資材も増。増配幅拡大も。14年３月期も被覆銅管が高水準。電設資材は金融機関向け小型自家発電設備や太陽光関連の受配電設備が成長。首都圏営業注力も寄与。 【開　拓】被覆銅管は手薄な海外への本格展開が視野、マレーシアやタイ、インドネシアで顧客開拓急ぐ。ＬＥＤ照明のラインナップ拡充しオフィスや工場へ拡販推進。 （会社四季報2013年3月発売号より） ------------------------ 【上記の感想】 上記は、因幡電機産業（9934）について書かれたもの。 持株だが、増資の公募価格等が決まったので、見ておきましょう。 ・公募・処分価格：2468円 ・払込期日：6月12日 ・受渡期日：6月13日 ・オーバーアロットメントによる追加売り出し：60万株 関連日記 まず、売上高の推移を見てみる。 単位は、百万円。 2008年3月期　187,339 2009年3月期　171,664 2010年3月期　152,115 2011年3月期　169,931 2012年3月期　180,084 2013年3月期　197,380 で、３期連続増収中である。 次に、今期の業績予想を見てみる。 売上　220,000（+11.5％） 営益　 11,200（+18.8％） 経益　 11,100（+18.4％） 純益　 6,500（+33.4％） 1株益　281.27円 と発表されているが、今回の増資を考慮して1株益を修正すると、235円くらいか。 なお、ＳＢＩ証券によると、239円。 次に、1株配・配当金総額・配当性向・純資産配当率を見てみる。 20年3月期　127円・2854百万円・47.7％・4.4％ 21年3月期　101円・2219百万円・52.8％・3.5％ 22年3月期　74円・1626百万円・42.5％・2.5％ 23年3月期　81円・1780百万円・49.1％・2.6％ 24年3月期　86円・1893百万円・42.5％・2.7％ 25年3月期　103円・2305百万円・46.7％・3.1％ 26年3月期　113円・－－－－－・48.1％・－－ 1株配の変動が激しいが、同社は「業績連動型の配当政策を基本方針」にしているとのこと。 次に、四季報で株主数と時価総額を見てみる。 ・株主数　8,183名 ・時価総額　659億円 最後に、株価と指標を見てみる。 現在値は、2478円 予想PERは、10.54倍 実績PBRは、0.72倍 予想利回りは、4.56％ 1枚保有時の予想総合利回りは、4.96％ （配当：11300円、優待：1000円） 10枚保有時の予想総合利回りは、4.62％ （配当：113000、優待：1500円） GMOによる理論株価比は、42％割安