「ワクチンでコロナ克服」という嘘を必死でPRする政府・マスコミと、盲従する9割の日本国民
「ワクチン接種優等生、英米、イスラエルでコロナ再拡大」 バイデン大統領は最近「目標としていた国民7割のワクチン接種が達成された」と誇らしげに語ったが、そのアメリカで、今は1日の新型コロナ感染者が6万人を越えている。 アメリカだけでなく、ワクチン接種の優等生と言われ、接種率が世界でトップクラスのイスラエルやアイスランド、イギリスなどで、感染者は再拡大していて、「何のためにワクチンを打ったのか」という声が多く出ている。 アイスランドの保険担当大臣は「新型コロナにはワクチンは効果がなかったと言わざるを得ない。人間の自然免疫に期待するしかないようだ」という発言をしている程である。 こうした状況について、ワクチンを製造販売しているファイザー製薬などは、「変異株が出て来たためで、3回目のワクチン接種をすれば、効果がある」として3回目のワクチン接種を呼び掛けている。 しかし、新型コロナ騒動が起きて、ワクチンの話が出て来た当初から、フランスのノーベル賞学者、モンタニエ氏や、日本の免疫、ウイルス学者など専門家からは「パンデミックの最中にワクチンを打つのは自殺行為。逆にウイルスを変異させ、強力にして、流行を長引かせるだけ」と、早期のワクチン接種に反対の声を挙げていた。 コロナウイルスは2週間に1回変異すると言われるくらい、度々変異していて、様々な変異株が誕生している。そのウイルスを攻撃するワクチンを使えば、ウイルスも対抗上、変異をし、強毒化するのはウイルス学界の常識なのである。 ほとんどのウイルスは時間とともに次第に弱毒化し、人間と共存関係になっていくというのが、ウイルス専門家の常識である。そもそも、人間の体はそうしたウイルスや細菌が合体して出来たもので、「人間の体の9割は細菌」という本まである程である。 従来のワクチンは開発に数年の月日がかかっていた。だから、パンデミックが終焉しかかっている頃にワクチンが出来上がってきていたので、流行の衰えとワクチン接種の効果もあって、流行は終了していたのだ。 しかし、製薬会社は流行の終了の話はせずに、ワクチンの効果だけをPRし、マスコミなどは、その通り報道して来たので、ワクチン信仰が生まれて来たのだ。 「ニューヨークの白人のワクチン接種率は50%台」 イギリスやイスラエル、アメリカなどでワクチン接種が進む中で、当初は日本でのワクチン接種は進まず、世界の国々の比較の中でも、日本は接種率の低さが目立っていた。 しかし、菅政権が異常とも言える大PR作戦を展開し、医師にも多額の報奨金とも言えるワクチン接種費用の支払い始めた事で、ワクチン接種は猛スピードで進み、今、日本は世界でワクチン接種数で、世界5位にまで上り詰めた。 ネットのヤフーニュースの表紙のページには、ワクチン接種の合計回数が常時掲載されているが、今は5600万回に達している。 8月4日の数字で、65歳以上の年寄りのワクチン接種率は、1回以上打った人が86.9%、2回打った年寄りは78%に達している。 ちなみに、日本でのインフルエンザワクチンの接種率は65歳以上の年寄りで、5割で、今回のワクチン接種率が、いかに異常に高いかがわかる。 ちなみに、インフルエンザは日本では、年寄りと子供中心に年間、3千万回のワクチン接種が行われているが、インフルエンザに罹ったとして、病院で受診する人は年間1千万人、死者は合計で1万2、3千人程である。 厚労省によるインフルエンザの死者はもう少し少ない数字となっているが、役人は自分達に都合の悪い事は小さめに言うのが常で、医者の世界での常識ではインフルエンザの死者は毎年1万人を越えている。 これだけ大騒ぎをしている今の新型コロナの感染者が1年半で95万人、死者が1万5千人である事を考えると、新型コロナはインフルエンザ以下の病気である事をデータは示している。 なのに、この大騒ぎなのだ。 まして、今回の新型コロナワクチンは未知の技術で、まだ治験段階で、様々な副反応、副作用の事例が数多く報告されている。 にもかかわらず、これまで様々な人生体験をして来た65歳以上の年寄りが自分の頭で考えず、政府の宣伝やマスコミの危機意識を煽る報道に、半分恐怖になって、ワクチンを打っている状態を見ると、同じ年寄りとして、非常に悲しいものを感じる。 自分の頭で考え、自分で判断する人が年寄りの1割しかいないのである。 政府やマスコミに煽られて戦争に駆り立てられた昭和10年代から一歩も進歩していないではないか。そう感じずにはいられない。 記者を長くやって来た者として言えば、政府程信用できないものはないし、マスコミ程いい加減なものはない。それを信じる事が理解できないのである。 勿論、色々調べ、考えた上でワクチンを打った人もいると思うが、それにしては伝わって来る副作用、副反応の事例が異常で、凄まじいのだ。 妊娠女性の流産の事例は数多く報告されているし、ワクチンを打ってボケのような状態になったとか、体中に異常な発疹が出た、また、心筋症で死んだなどの話は世界で多く紹介されている。 ワクチンは接種した人に副作用、副反応が出るだけでなく、接種者の息などから非接種者に、ワクチンによって作りだされたスパイクが移り、非接種者に様々な異常が出ている事が世界中で報告されている。 ワクチンを打った祖父母と接した小学生が体中に異常な発疹が出たり、女児には大量出血が起きたりしている。頭痛などもともなう事が多い。「シェディング」と言われる現象だ。 ネットや新聞で「陰謀論」として排除されて来た主張が正しい事が次々に証明されて来て、「ワクチン推進者こそがおかしい」という事実が積み重ねられつつある中で、日本での年寄りのワクチン接種者が87%という数字は、余りにも悲しいと筆者は感じる。 アメリカの話に戻すと、新型コロナのワクチンの接種率は全体で7割になったというが、これは18歳以上の成人ベースの話であり、全年齢ベースで言えば、ワクチン接種率は65~66%である。 アメリカの新型コロナワクチン接種者は人種や年齢層でかなりの差がある。 アメリカでワクチン接種に熱心なニューヨーク市のデータで、1回以上打った成人は男71%、女72%である。 これを人種ごとにみると、かなりの差がある。 アジア系は86%、ヒスパニック系60%、黒人43%、白人57%となっていて、アジア系は政府や地方政府の言う事に従順だが、黒人や白人はそうではない事がデータで示されている。 ニューヨークやカルフォルニア州は民主党が強く、州知事や市長がワクチンを接種するように強力に呼びかけているが、そのニューヨーク市で、白人は1回接種した人が57%しかいないのだ。 でも、筆者はこれがごく当然の数字だと感じる。何かおかしいと思える情報がある話は避けようとする人が4割位いて、当然である。 また、年齢別では、55歳から74歳は80%を越えていて高いが、75歳から84歳は74%、85歳以上は59%となっていて、ガクンと率が下がっている。 日本のように、介護施設に入院している人には強制的にワクチンを打つ、打たない人は退院と宣告されるという事が行われていないのだろう。 ニューヨーク市のこの内訳の数字を見て、筆者は逆にホッとした。日本人よりも遥かに健全さを感じるのだ。 また、18歳から34歳までの接種率は62、3%である。ワクチン接種者が多いニューヨークでこの数字である。接種忌避者が多い南部のテキサスやフロリダなどでは、もっと低い数字が出ている。 「ワクチン推進で平気で噓を言う大臣たち」 菅政権は東京五輪を成功させ、それで国民の支持を取り戻そうと考え(それ自体、起きそうにない、ありえない論理なのだが)、本当に強引とも思える位ワクチン接種PR作戦を推し進めて来た。 TVCMで何人もの人を登場させて、ワクチンを打つことを勧めている他、ネットでも有名ユーチューバーなどにワクチンのPRをさせている。 その過程で、関係大臣の何人もが、平気で噓をついた。 その典型例はワクチン担当大臣の河野太郎で、「アメリカで2億人の人がワクチンを打ったが、ワクチンの副作用で死んだ人は一人もいない。ゼロです」とテレビ番組やネットで言った。 アメリカでは、ワクチンや予防接種による副作用、副反応は情報を開示するネットのページを持っていて、誰でも見る事が出来るが、河野大臣が発言した時点で、アメリカではワクチン接種後、6~7千人の人が死んでいた。 それを「死者はゼロ」と言ったのである。 ちなみに、今は死者も増え、1万人という数字になっている。欧州でもワクチン接種後に亡くなった人はアメリカよりも多い。 ワクチン接種に賛成か反対かは別として、接種後、欧米でそれぞれ1万を越えている人が死んでいるのは事実である。 だから、ネットでは河野太郎は「デマ太郎」という有難くないニックネームまでもらってしまった。 一時期は今後の有力な首相候補者の1人と言われた河野太郎は、このワクチンでの嘘で、総理の座に就く事はなくなったであろう。 河野太郎だけでなく、西村コロナ担当大臣も、田村厚労大臣も記者会見や出演したテレビで少し勉強した人なら、直ぐに否定できる嘘を平気で話している。 西村は大阪の阪急百貨店で、従業員のクラスターが発生した事に関連して、「顧客に感染者がいて、その無症状感染者から従業員が空気感染し、クラスターが発生した」という趣旨の発言した。 もし、この分析が正しいなら、大阪よりも感染者が多い東京で、百貨店やスーパーなどで、もっとクラスターが発生しておかしくないが、一部の特殊事情のケースを除いて、そんな事は起きていない。 そもそも、新型ウイルスは密閉したカラオケボックスなどのような空間でのエアゾル感染などを除くと、空気感染はしないというのは、今では学界の定説である。 新型ウイルスの感染はエアゾル感染と、接触感染、飛沫感染の3つと言われている。無症状感染者はウイルスを飛ばす咳などはしないし、百貨店でのレジなどで、その人が吐く息から空気感染などあり得ない話である。 スーパーや百貨店は感染防止の対策をきちんとしていて、レジの人間などは手袋をしていて、顔が近寄る場所には透明ビニールで防護幕が設置されている。更に従業員は頻繁に机の上などをアルコール消毒をしている。 阪急百貨店はワクチンの職場集団接種を熱心に実行した会社であり、むしろ、そちらが原因ではないかという人さえいる位である。 田村厚労大臣は少し前のテレビ番組で「若者はコロナに罹りにくく、重症化もしにくいと感じて、ワクチンを打たない人が多いが、非接種者が多いと、ウイルス感染が広がり、そこから変異株が出て来て、日本全体でウイルスが更に広がる」という趣旨の話をしていた。 これも少し知識のある人が聞けば、若者に嘘の説明をして、ワクチンを打つように誘導するために事実を捻じ曲げている事は明らかである。 コロナは拡大しようがしなかろうが、2週間に1回変異するのだ。マスコミが伝える以上の遥かに多い変異株が存在するのだ。そして、それは拡大に関係なく行われる事なのだ。 田村は前にも厚労大臣を務めていて、厚労行政には一定の知識を持っている。その彼がワクチンを若者に打たせるために、平気で噓をついているのだ。 「異常とも言える、保守陣営者の『非接種者は非国民』扱いの言動」 大臣や政府関係者がワクチン接種を推進しようと、事実を捻じ曲げた話をしたり、嘘を言うのは、まだ理解できなくもない。 今の日本は、受験優等生程、上司の命令は絶対であり、それを遂行するためには、嘘でも何でもつくのは学生時代から行われている事だからである。 しかし、今の日本を見ていると、これまで良い事を結構言って来た保守陣営と言える識者、ユーチューバーなどのワクチンに関する発言を見ると、おかしいと感じるものが目立つ。 彼らは五輪についても同様で、「五輪反対をいう人間は、共産党員や反日、朝日新聞の愛読者」というような言い方で、五輪に反対していた人を攻撃していた。 筆者は保守であり、反朝日新聞であり、反共産党だが、今回の東京五輪開催に反対だった。筆者の周りにそんな人は多く存在する。 それは、それだけの金とエネルギーがあれば、より有効なコロナ対策が出来ると考えたからである。また、五輪が行われれば、自粛など馬鹿らしくなり、羽目を外した人が多く出るのは当然である。 1964年の東京五輪は経済復興し、一流国の仲間入りをしたという事を世界に宣言する意味で大きな意味があった。また、五輪のお陰で新幹線が出来、高速道路も完成するなど、国民経済にも大きな恩恵があった。 でも、今回の東京五輪には何ら意味はない。だから、コロナという騒動が起きた以上、返上が当然だと筆者は考えたのだ。 五輪反対を言う人を攻撃する彼らは、五輪が開催されると、「開催に反対していた人間は選手を応援するのはおかしいし、ゲームも見るな」というような発言までしている。これもおかしい。 戦前の日米開戦でも、多くの将軍や佐官クラスの人が開戦に反対した。 しかし戦争が始まった後は、反対した彼らは自分の任務を尽くすべく、戦争で全力を尽くした。当初、反対論を述べたとしても、開戦が決まった以上、協力するのは当然だからである。 東京五輪の話はまた、別に述べるので、これくらいにして、ワクチンについての話に戻る。 保守陣営ではないかもしれないが、ユーチューブやテレビで意見をよく言っている「ひろゆき」や「ホリエモン」は「ワクチンを打つのは国民の義務でしょ」という発言をしている。 別の人間は、「ワクチンを打たない人は他人に迷惑をかけるもので、非国民」とさえ言っている。 ここまでくると、こうした人たちの頭の構造を疑う。 「ワクチンは国民の義務」という発想は、戦時中に「日本を守るために、特攻隊員になって、戦闘機に載って、敵空母に突っ込んでくれ」と言っているのと同じ思考であるとさえ言える。 理屈、疑問は持たずに、国の命令に従えという事を言っているのだという自覚が本人にないのは情けない。 コロナが流行り出した頃、東京の武蔵野市の女性市長が吉祥寺の商店街を歩いて、買い物や散歩をしている人、何人もに呼び掛けて、「何故、外出しているのですか。外出せずに、自宅で静かにしてください」と言っていた。 筆者はこの光景がテレビに映し出された時、この市長は「憲法を理解しているのか」と本当に不思議に感じた。 戒厳令でも敷かれない限り、商店街を歩くのは個人の自由だし、市長に文句を言う権利などない。少しばかり勉強した受験優等生に権限を与えると、この市長や「緑の狸」と呼ばれる知事のように、憲法を無視して、上から目線で命令して来るのだ。 「公共の福祉」という建前で個人の権限を制限しようとするなら、例えばワクチン接種を義務化したり、ワクチンパスポートを発行しようとするなら、その大前提で「ワクチンが120%安全だと断言し、万一、副作用、副反応で被害が出た時には、国が100%補償をする」。 そして、代償として、国が企業や個人に経済補償をするとのが前提である。 ワクチンの安全性など誰も保証できないし、財務省の反対で補償が出来ないから、政府は「自粛」を言い、「ワクチン接種はあくまでも自主判断で」という前提に立っているのだ。 「コロナ恐怖症を解くには、抜本対策が必要。少しも難しくない」 ワクチンを強力に推進し、世界有数のワクチン接種国になった日本で、逆に感染者が急拡大をしていて、その勢いが止まらない。 理由は簡単だ。この2年間の政府、厚労省の基本方針、対策が間違いだらけだったからである。 新型コロナの位置づけも間違い。対策も大間違い。専門家会議も結局、何もしなかったのだ。 では、コロナ対策で何もできないのか。そんな事はない。 まず、当初から一部の専門家が言っているように、「新型コロナは風邪以上、インフルエンザ未満」という認識に立つ事である。 欧米は感染者も死者も無視できない状態になったので、ロックダウンも、ワクチン接種も急いだのも理解できる。 国民の1割が感染し、第二次大戦で死んだ兵士の数と変わらない数の死者が出たアメリカでは、政治家は私権を制限してでも、強権を発動せざるを得なかった。 これに比べて、日本で1年半経った現在の感染者(水増しされていて、実際は3分の1以下と言われるが)が国民の1%以下、死者も感染者の約1%で、国民全体からすれば、死者は0.01%。この数字で大騒ぎする理由などどこにもなかったのである。 すべて原点に返って、すべての事をやり直す事である。 その第一は、まず、PCR検査の陽性者と感染者の違いを明確にする事である。 これも専門家が初めから言っているように、ウイルスが5個発見されたら陽性反応が出るが、感染し発症するには、ウイルスが数万にならないといけないのに、マスコミは当初から今に至るまで、陽性者をずっと感染者と言って来た。 まず、これを改める事である。 喉に数個のウイルスがいても、それくらいなら、手洗い、うがい、緑茶を飲むくらいの事と、自己免疫でほぼ解決できてしまう。 第二は新型ウイルスの指定を2類から5類に早急に変える事である。 これをするだけで、普通の街のクリニックが保健所の縛りなしに、コロナ対応が出来るようになり、医療崩壊などという話はさっさと消えてしまうのだ。 日本は人口あたりの病院のベッド数は世界有数であるが、コロナ対応をしているベッドは全体の2%程である。これでは、特定の病院がパンクしそうなのは当然である。 新型コロナの扱いをインフルエンザ並みにすれば、医療崩壊など消し飛んでしまうのだ。 第三は、政府でこれまでこの問題を担当してきた大臣、厚労省の責任者、そして、専門家会議のメンバーを解任し、一新する事である。 この1年半の間、時間がありながら、なんら有効な対策を取ってこれなかったのだから、そんな無能な人間は辞めさせて、新しい人に対策を作ってもらうのだ。 その新しい専門家には、この1年半の間、多くのコロナ患者を診て、対応して来た街の医者などを起用する事が必要である。机の上でなく、現場で患者と対して来た医師の意見が通る組織にするのだ。 第四は、これまで新型コロナ対策として有効だと言われて来た薬などを特例で使用許可し、使う事が出来るようにする事だ。 アビガン、イベルメクチン、ヒドロキシクロロキン、アクテムラなどの薬の他、健康飲料や漢方薬で効果があると言われる松葉茶、5ALA、板藍根などの使用を推進するのだ。 特に健康飲料や漢方系の薬などは、テレビなどでももっと紹介し、広く利用するようにするのである。 筆者も最近知ったのだが、板藍根のお茶は、中国では日本の緑茶のように普段気軽に飲まれていて、インフルエンザに効果がある事が実証されている。 新しい技術で安全や副作用がまだ十分にわかっていないワクチンよりも、長年にわたり多くの人の使われて来た漢方系の薬や健康食品の方が遥かに役に立つのだ。 「『薬、ワクチンは薬にもなるし、毒にもなる』事の周知徹底を」 今の日本は多くの国民がコロナ恐怖症に陥っている。 毎日、毎日、感染者がこれだけ増えたという報道を見続けさせられ、専門病院の慌ただしい映像を頻繁に見せられれば、多くの国民がパニックになって当然である。 だから、行き交う人がほとんどいない郊外の道を歩くのに、ほとんどの人がマスクをしているのだ。 筆者はコロナの対策と同時に、国民の間に定着してしまった「コロナ恐怖症」という病気の治療がとても重要で、そろそろ、これを始めないといけないと考える。 具体的な方法として、まず、新聞、テレビが連日報道している「コロナ感染者」の公表を止める事である。 公表は「PCR検査での陽性率」、「コロナ関連で死んだ人の数」だけにするのだ。PCR検査は問題だらけで、擬陽性も多いが、今はそれに代わって簡単に検査できるものがないので仕方がない。 ただ、「感染者が増えた」と言っても、検査数が多ければ、陽性の結果が出る人が増えるし、検査数が減れば陽性者も減る。重要なのは陽性率なので、これを公表するのだ。国レベルと同時に県単位でもだ。 そして、より重要な指標である死者の動向に国民の関心を向けるようにするのだ。 日本よりも人口あたり、遥かに感染者が多いイギリスで、様々な制限を解除して、通常生活に戻りつつある理由に、死者が増えていない事が挙げられている。 陽性率や死者数の公表と同時に、しないといけない事はワクチンによる副作用、副反応による被害の数字をきちんと公表することが大事である。 かつて、「薬は使いようによって、毒にも薬にもなる」という言葉があった。しかし、今の日本人は薬やワクチンは万能薬のように思っていて、薬害、薬の毒に対する意識が少なすぎる。 サリドマイド、スモン、クロロキン、そして、子宮頸がんワクチンなど、薬やワクチンによる被害は、これまでも数多く出て来た。この事がきちんと国民に知らせ、周知徹底させないといけない。 そもそも、どんなに良い薬でも、7割の人には効くが、0.1%から0.01%の人には酷い被害が出るものなのである。 普通の病気は、その病気に罹った人しか使わなかった。だから、どんなに多くても、その薬を使う人は日本国内だけで言えば、数十万人から、多くて百万人位である。 被害者には気の毒だが、その薬でより多くの人が救済されているという事で被害は見ないようにして来た。それが薬の歴史である。0.1%や0.01%の被害者は数十から数百という少ない数字で済むからである。 だが、ワクチンは違う。何千万人が使うのだ。だから、今回のコロナのワクチンのように、最終的に日本人7千万人が接種するとすれば、0.1%でも、7千人に被害が出るのだ。それがワクチンの怖さなのだ。 この事実を国民に周知徹底させる事、これが今回のコロナ騒動から得られる数少ないメリットなのではないかと考える。