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異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2020.03.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
(最悪のタイミングでの文科省の学校再開のアナウンス)
 昨日、東京都の小池知事が、「東京は大変な状態になっているので、急がない
外出は控えるように、また、小規模でも夜の飲み会などは避けるように」という
ような要請声明を出した。
 そして、今日、神奈川、埼玉の県知事も同様な声明を出した。
 こうした声明を出した背景は、先週末からの3連休や、週明けからも都民や
首都圏の住民の多くが、まるで、ウイルス騒動は終わったかとでも言えるような
行動に出て、集団大感染が現実味を帯びて来たからである。
 現実に、3連休では、東京では上野公園には花見をする人が多く繰り出したし、
都心の新宿や渋谷と言ったターミナルには、休日を楽しむかのように、多くの人
が繰り出していた。
 更に、飲み屋では、3人、4人と言った学校、職場の同僚が酒を飲み、大声で
談笑する姿がそこここに見受けられた。
 埼玉県では、K-1のスポーツ観戦に6千人もの観客が集まり、行政の中止要請
を振り切って、興行が開催された。
 しかも、花見客でも、飲み屋でも、ターミナルでも、K-1会場でも、その過半の
人がマスクなしで行動していたのである。
 何故、こうなったか。最大の原因は、文科省の学校の一斉休業の中止である。
 文科省がこの発表をした当日、今回のウイルス問題の専門家会議が会合を開い
て、現状分析と、今後の対応を協議し、記者会見を行った。
 この専門家会議の記者会見の様子はCS放送では、全部を生中継していたので、
筆者もこれを聞いていたが、非常に厳しい事を言っていた。
 前にも少し書いたが、全国の都道府県を見ると、3つに分類できる。1つは
ウイルス感染がほとんどない県、2つはかつて、感染が多かったが、努力で
少し収まった来た県、そして、3つはいまだに感染が広がっている県である。
 そして、「今は爆発的な感染をぎりぎり踏みとどまっている状態であり、
今後も封じ込めの努力をして欲しい。具体的には閉ざされた空間で不特定多数の
人が集まるのは避けてほしいと、他の人と濃密な接触は避けてほしい。そして、
急がない用件での外出は控えて欲しい」というような話をした。
 だが、この専門家会議の重要なメッセージが、文科省の学校の休業の中止に
よる授業再開の決定で、かき消されてしまった。
 現に新聞でもテレビでも、専門家会議の話は小さく、学校の授業再開の方に
重点を置いた報道になってしまい、国民の危機意識が飛んでしまったとも
言える。

(行政が指示しないと大丈夫と、自分で考えないロボットになった日本人)
 安倍首相が、文科省の反対を押し切って、全国の小中学校の一斉休業に踏み
切ったのは、国民に危機意識を植え付けるためである。
 全国一斉という事については、もっと濃淡があって良かったのではないかと
いう批判もあったが、少なくても、衝撃のアナウンスだった事は確かである。
 そして、この衝撃的なアナウンスで、国民は大変な事態になったという意識
を持ち、外出などを控えるようになった。
 しかし、日本の官僚はどの役所もそうだが、国全体の事、国民全体の事など
考えない。自分の担当部門の事しか考えない。
 文科省の役人は、学校が休業になると、授業をどう埋め合わせするかなど
細かな実務で、現場や地方自治体などから窮状を訴えられたりする。
 この対応は大変だ。そんな面倒な対応をするくらいなら、学校の授業を再開
し、ウイルス対応は学校や自治体に任せるようにしたら、自分たちにクレーム
は来ない。
 文科省の役人はそう考えて、休業を止めたのだ。
 文科省の役人は自分の仕事や面倒が増えるのをなくす意味で、休業を中止し
たが、それが、国民に「ウイルス騒動は峠を越えた」という誤ったメッセージ
を発してしまったのである。
 だが、それにしても、ネットを少し見れば、欧米の主要都市がどういう状態
になっているかは詳しく報じられている。また、今回の武漢ウイルスの恐ろしさ、
特異さは、多くの専門家が言っている。
 少し、頭を働かせれば、学校の休業が再開されたとしても、危機は終わって
いないなどという事は直ぐにわかる。
 でも、今の日本人は、自分の頭で考え、自分で情報を収集する人は少数派で、
国や地方自治体、医者などが、大声で中止を要請したり、危機を訴えたりしな
いと、「国や県が止めろと言わないのだから、大丈夫」という発想になって
しまうのだ。
 言われた事をその通り暗記し、その通り答案に書くという教育をずっと
受けて来た日本人は、自分の頭で考え、自分で判断する事をせずに、指示通り
に行動する「ロボット」になってしまったのである。
 筆者の家の近くに大学がある。偏差値50台で、決してFランクではない大学
だが、今に至るも学生のでマスクをしている者は半数以下である。
 この大学に通うためには、都心のターミナルを経由して通学する学生が大半
だが、それで、こうである。そして、7,8人で集まり、大声で談笑している
光景などが見える。その内の半数近くはマスクをしていないのにである。

(政府に大きな権限を与えて来なかったツケ)
 欧米の首脳が言っているように、今回の武漢ウイルス禍は戦後初めてと言える
大きな戦争なのである。だから、ニューヨークもパリも、ベルリンも、ローマも
ロンドンも事実上の都市封鎖をしているのだ。
 香港では、3か月前から学校は3カ月間休業しているし、1月から、ビルに入
る人は体温測定を義務付けられ、マスクは義務化されている。
 香港や台湾は、かつて、SERS騒動の時に、ひどい感染となって、多くの犠牲者
を出した経験があるので、今回はいち早く、中国本土からの人の流入を閉鎖した
し、厳しい制限を設けた結果、被害は最小限に収まっているのである。
 それに対して、日本は中国からの入国は長く制限しなかったし、体温検査や
マスクの義務化、不急な外出制限なども一切行わなかった。そのつけが今、1周
遅れで日本にやって来て、大感染の危機が現実のものとなって来ているのだ。
 そもそも、日本には都市閉鎖というような事を実行するための法律がない。 
 それは前にも書いたが、戦後、GHQの命令の下、日本は政府の権限をできる
だけ小さくして来た。政府を大きくすると、戦争などに突入するという馬鹿げた
論理で、政府の権限は小さくされ、国民の私権を制限する行動、法律はほとんど
作られなかった。
 だから、今回のような国家危機という状態になった時に、対応するための法律
すらないのだ。
 それだから、武漢から帰って来た日本人の内、2人がPCR検査を拒否したら
強制できなかったのだし、家族で欧州旅行に行った10代の人がPCR検査を受けた
後、2週間ホテルで待機するように言われたのに、公共交通機関や飛行機を使って
実家の沖縄に帰ってしまったのだ。
 そして、飛行機でも交通機関でもマスクはまったくしていなかったというが、
検査の結果は陽性だった。どれだけウイルスをまき散らそうとも、関係ないという
発想なのだ。

(緊急時に与野党合意で対策、緊急立法という発想がない日本)
 戦後がどうの、GHQがどうのと言ってみても、今の緊急時にはどうしようも
ない。国に非常事態を宣言し、国民を隔離したり、私権を制限する法律を作れば
良いだけである。
 非常事態なのだから、与野党関係なく、合意して、新しい法律を作れば良い
だけの話である。国会は開かれているのだから、即日実行が出来る法律にすれば
良いだけの話である。
 だが、日本は、与党もどうしようもないが、野党はもっとどうしようもない。
与野党があれだけいがみ合っているアメリカでも、緊急事態だとして、200兆
円の対策費を予算化する事に野党も賛成して上院で可決され、下院でも可決
される見通しである。
 今の非常時、飲食店や歩弁当屋さん、そして、旅行関係業界などサービス業界
は、今、いくつも会社、事業所が倒産していも、おかしくない状態である。
 だから、アメリカのように緊急の予算化が必要なのだが、今、政府が考えて
いる対策は5月、6月実施だという。これでは、中小業者に死ねと言っている
ようなものである。
 こうした時に、多額の金が必要となれば、方法は国債の大量発行しかない。
困っている事業者に過去1年分の粗利の補償を政府が、緊急経済対策として
行うのである。
 こうした裏付けがなく、自粛要請だけだから、事業者は困ってしまうのだ。
 そして、景気の底入れ対策として、消費税を1、2年の時限でゼロにする事
が必要である。
 だが、これには、自分の省庁の事しか考えない財務省が猛反対しているし、
財務省に洗脳された政党幹部やマスコミ、大学教授も反対している。
 数日前の多少ましなテレビの報道番組で、大手新聞社の論説委員は「消費税
を減税したら、福祉の財源がなくなってしまうから、反対」と言っていたし、
証券会社のエコノミストから大学教授に転身した女性は「消費税を引き下げる
と、再度上げるのが大変」と、財務省べったりの発言をしていた。
 国家緊急事態という発想がなく、財務省に気に入られる発言をするという
姿勢が見え見えである。
 そもそも勉強を全くしていない。
 消費税の年間税収20兆円は、会社の法人税と個人の所得税を減税した額と
同額である。つまり、消費税は福祉のためと財務省は言っているが、所得税と
法人税の減税の穴埋めに使ったというのが事実なのである。
 また、外国でも緊急時に消費税を減税した事がある。
 そうした際には、時限立法にして、その期間が過ぎたら、元に戻せば良い
だけである。こんな簡単な事も知らないか、知っていて、財務省におべっかを
使っているのだ。





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Last updated  2020.03.26 16:07:31
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Re:武漢ウイルス対応ーー大半の東京都民のバカさ加減に呆れる(03/26)   西日岡 さん
いつも興味深く拝読してました。
最近更新がなく寂しく感じております。
また鋭い角度からの記事をお待ちしてます。武漢ウィルスの影響もまだ落ち着きませんが、どうぞご自愛ください。 (2020.05.18 12:02:49)


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