世界の地理
地理的感覚、方向感覚、空間認識能力、そういったものにはあまり長けていないようで、昔、勤め人だったとき、進行方向に合わせようと地図をくるくる回していると、上司に「眞嶋さ~ん、地図は頭の中で回すんですよ~、頭の中で!」と言われてしまいましたそういえば、「地図の読めない女」みたいな本、ありましたよね?ビザ申請の仕事をしていると、色んな国の人と出会うことがあります。1.アンドラってどこ?最近ビザ申請をしたお客さんの国籍は、「アンドラ公国」。それって・・・アフリカだっけ?(それはアンゴラだろ)と思って調べてみたら、フランスとスペインの間にある1993年に独立した国だったんですねー。じゃあその前はどこの国籍だったんだろう?と素朴な疑問がわいてきました。自分の意思とは別に人生の途中で国が変わるって、どんな感じなんでしょうね?さすがに珍しいらしく、入国管理局の窓口の方も「アンドラって、初めて見ました~」と言ってました。2.タイのクリップタイの人たちは金色がお好き。金のネックレスやアクセサリーをみんな身に着けているし、お寺なんかもキンキラですよね。最近、ムエタイ(タイのキックボクシング)のトレーナーを呼び寄せるという依頼を受けました。で、向こうから送ってきた書類についてたのが、このクリップ↓やっぱり金色そして、タイ語の文字みたいにクルクルしているのが、いかにもタイらしい!クリップ一つにもお国柄がでるんですねー。3.台湾実際問題として、台湾は台湾であって、パスポートも独自のものを持っているし、あらゆるシステムが既に確立されています。だから依頼人が台湾出身の場合、ビザ申請書の国籍欄に私は「台湾」と書きます。でも日本政府は台湾を独立した国とは認めていないので、入国管理局から来るビザ申請の許可通知には、「中国(台湾省)」と書かれますけどね。政治的立場とかがあるから仕方ないのかとは思いますけど、大体の台湾の人はこれを見て、「台湾は中国じゃありませんよー」と不満そうです・・・。それにしても政治的に国家として認めないと言ってみたところで、ビジネスとか民間レベルでは十分地位が確立しちゃってますけどね。。。最近、受けた依頼に絡んで国籍法のことを色々と調べていて、実例を想定したQ&A形式の本を読んでいたら、「日本人の母とイラン人の父を持つ子が、インドネシア上空を飛んでいるオーストラリア籍の航空機の中で生まれた場合の国籍はどうなるか?」みたいな設問がありました。。。う~む、複雑すぎて頭がこんがらがってきました