コミュニケーションでのトラブル
電話で話をするのは何となく苦手です。やっぱり相手の表情もわからないし、とっさに反応しなくてはいけないので、後になって「あ~あの時こう言っておけば良かった・・・」とか思ってしまうんですよね。ちなみに私は瞬時に判断をするのは向かないらしいです。運転免許を取るために教習所に通い始める時、簡単な性格判断テストみたいのがあって、「とっさの判断ができないので、運転には向かない」という診断結果が出ました確かに駐車スペースを探してたりしても、見つかった頃には「あ~っ」って通り過ぎちゃったりして・・・。それはともかくとして、電話での外国語のコミュニケーション、特に面識のない相手の場合はいまだに難しいことがあります。先日こんなことがありました。知人の紹介の紹介(つまり面識のない全くの他人)で、ビザに関して質問があるアメリカ人がいてとても急いでいるので、とにかく電話をして欲しい、と言われました。よく訳がわからないけど、相手も私の電話を待っているという話だったので、何となく嫌な予感がしたものの、じゃあとりあえず電話してみよう、と電話してみると・・・明らかに迷惑そうな相手の声。。。「今日電話してきたImmigration Lawyerはあなたで3人目よ。(もうウンザリって雰囲気で)どうなってるの?」いやいやそれは私が聞きたいよ、と心の中でつぶやきつつ、「○○さんからお電話をするように言われてお電話を差し上げているのですが、ビザの関係でご質問があるんですよね?」と言うと、早口で何か質問をされたけど、何が聞きたいのかよくわからない。休み明けで仕事や英語が頭から飛んでいたし、その日は体調が悪かったし、アメリカ英語はいまだに聞き取りづらいし、と色々言い訳も頭をよぎったけど、とにかく何とかせねば、と聞き返してみる。それでもよくわからないので3回くらい聞き返してしまったところ相手の怒りも頂点に達したらしく、「Oh my god!どうして私が言っていることがわからないの?!」と、ほとんどバカ扱い。しかもメールアドレスを聞いたら、「スペルをもう一度繰り返して言ってごらんなさい!」と、まるで子ども扱い。その後もけっこう屈辱的な発言を受けて、一体私は何のためにこの電話をしているのだ?と思いつつ、今すぐ電話を切りたい衝動を抑えつつ、何とか大人の対応で納めたものの、このままでは何だか悔しい。なので、相手が求めている(らしい)情報をやたら丁寧に説明したメールを送って、ついでに誤解を解かなければと、「私は、○○さんからあなたが電話を待っているので電話して欲しいと言われたから電話しただけで、正直あなたの対応には少し驚きました。」的な事を、相手の気分を害しない程度に書いてみた。すると、とても丁重なお礼と、無礼な対応に対する謝罪の返事が。しかも紹介者からは、「本人が『先生にとても恩を感じている』と言ってましたよ。あの人がそんなことを言うなんて、初めてです!」と言われました。(「あの人はそういう性格の人なので気にしないで下さい」とも。。。最初から言って欲しかった(涙))とりあえず結果オーライとなった訳ですが、最初からその場で解決したかったな今回は、とにかく前情報が少なすぎたのと、相手とこちらの認識が全く違いすぎました。(まあそれは電話をかけてみないとわからなかった訳ですが・・・)コミュニケーションはただ単に語学力だけで解決できるものでもなく、ある程度共通のバックグラウンドが必要だと思います。それにコミュニケーションって、耳で聞こえる情報以外の要素にずいぶんと頼っているんだな、と何だか改めて実感しました。語学力も精神力も、まだまだ精進が必要ですな