線路脇のカメラマンのブログ

●37年ぶりの映画館

伊東の市街に37年ぶりに映画館が復活した。

期間限定ではなく常設の映画館で「金星シネマ」と名付けられた。

オーナーは東京出身で、「映画美学校」で映画製作を学び、制作会社で働いていたが最近伊東に移住した。

映画館は、伊東駅から国道135号線を伊豆高原方面に向かった吉田という場所で、以前に医療所だったところを借りて内装を自分たちで改装した。

館内には待合室と140インチのスクリーンがある客席がある。座席は僅か16席と少ないが本格的な映画館の雰囲気を楽しめる。







今はフィルムではなく、DVDをプロジェクターで放映しているので映写技師は必要ない。





足元灯も完備。

オープン日には、館長の梅澤さん（25歳）が挨拶をした。

観賞料は大人1500円、シニア（60歳以上）1200円、高校生まで1000円で、1日4つのプログラムを上映している。



手づくりながら防音対策もできている。




上映時間まで待合室でくつろぐこともできる。

また、カフェや農産物の販売もあるので散歩の途中に立ち寄ることもできる。












オープン日なので友人が手伝いに来ているが、今後は館長一人で運営してゆくのだろうか。

マスコミ対応で忙しそう。


伊東にはキネマ通りの名が残っているように、昔は数店の映画館があったが、現在は天城を超えて三島や沼津に行かないと映画館がないのだ。

また、テレビやネットで映画を見ることができるが、封切りの作品は映画館でしか見ることができない。

愛嬌のある犬はマスコットになりそうだ。

今度はゆっくり観賞してみよう。

●施設情報

　映画館　金星シネマ

　静岡県伊東市吉田573－1

　プログラム案内

　https://kinboshicinema.com/