線路脇のカメラマンのブログ

●若宮公園のＤ５１

　小田急線厚木駅から、車で山の上の「森の里」という新興住宅地を目指す。

このような山中にＳＬの保存車があるとは思えないような場所の「若宮公園」の中にひっそりとあった。

 


しっかり車両の経歴や構造が書いてある。

　Ｄ511119号機は、バリケード付のフェンスで囲まれてはいるものの、上屋付きで状態は良さそうだ。

どうやってこの山の上まで運んだのだろう気になる。

調べてみたら、北海道で廃車になり本厚木駅前に展示していたSLだったが、付近の再開発をすることになり、1983年2月23日早朝車体を三つに分解し、30トントレーラー４台で若宮公園に運んだようだ。

1944年、日本車輛名古屋（製造番号1308）製で、常磐線平から新鶴見、北関東などを経て北海道に渡り1976年廃車となった。

かまぼこ形ドームが特徴。

ここにも腕木式信号機や矢羽根ポイントが展示されている。

保存会の皆さんが実施しているのか、SLライブ用の127㎜レールが敷いてある。







HOレイアウトもあるようで、年に4回ほど運転会が行われている。