[カテゴリ未分類]の記事一覧 | I'm gonna keep on walkin' just like a turtle !

努力が活きた日

『オイラたちは、人間が上手に泳いでいるのを見ると、泳ぎ上手いねと言う。でも、魚がいくら上手く泳いだって、魚に向かって、「あんた、泳ぎうまいじゃない」って言うバカは誰もいない。それはさ、魚が上手く泳ぐのは自然であって、努力して出来たものじゃない。だから、誰も凄いとも羨ましいとも思わない。男と女の関係でも、そういったものがなきゃいけない。幻想というか妄想、人間にしかないもの、そうしたものがあるから凄い快楽もあるんであって、それがなきゃ魚が泳いでるのと同じ。ただの現実にすぎないんだって。なんの苦労も耐える事もしないで相手によく見てもらおうなんてのは、さもしいだけ。』ビートたけし今日はちょっとだけ良い仕事が出来た。影で取り組んで来た絵画が、活きたと実感した日。

2006.09.05

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やるかやられるか

最近、ＴＶを見ていたら明石家さんまさんの言葉で面白い言葉があった。「人生は二択の連続である」私たちは日々様々な出来事の中で、多くの選択を余儀なくされるが、それらはまとめてみると大変で混乱するが、単純に考えれば目の前にある二択の連続なのだと。完結明瞭。やるか、やらないか…したいか、したくないのか…心にそう問い掛けると自分の正直気持ちがな答えが見えて来るような気がする。確信は言葉や行動に力を与える。自分が「やる」と決めたなら、辛くてもやる。確信ならば出来るはずだと思う。

2006.09.04

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限られた時の中で

また一つ流れた間に合うかな…

2006.08.31

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星に決意を

また一つ流れた満天の星空にたまに流れる星を見つけるように、絵の技術もじっと見続ける事でまた一つまた一つと気がついて行くものなんだ。何度も放棄したくなるけど諦めたかけた頃に星は流れる上手く行かなくて、自信が無くて、何度も放棄しようとしたけど、もう腹決めた。期日まで今僕に出来る最大限の力を出し切って、この一つの作品と正面から向き合おう。一人はこんなに孤独なんだね。僕はとんだ甘ちゃんだったよ。こんな戦いを繰り返しているあの人が、強く感じられる理由が、今は少しだけ分かった気がする。

2006.08.27

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伊藤若冲と江戸絵画」展

何ゆえこの時か前々から行こうとしていた「伊藤若冲と江戸絵画」展様々な理由から行く機会を逃し、ようやく辿り着いた先週末僕にとってはこのタイミングでなければいけなかった今時分の感傷にさらりと浸透する美の洗礼を受けた気がしたこの体感が今後自分にどのような影響をもたらすかは想像がつかないけれどきっとそれらは外国の人には真似の出来ない、日本の美学の結晶であったと思う

2006.08.21

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覚め遣らぬ

血　燦々と空白の記憶に垂らされた黒点奮う素肌は揺るう視覚に消えたぎる興奮は覚め遣らぬまま満たされぬ間に起こされて餓えた歩みは未来へ続く

2006.08.21

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演奏会の感想

この間の演奏会、良かったよ、と言うと彼女は首をかしげた。本人は忙しくて練習不足だったらしく、納得がいかなかったようだ。所詮は学生の演奏会。技術はいたらず、世界的に見たら下から数えた方が早い事など百も承知だ。でも演奏会へ来るのがまれな僕には、CDプレイヤーで聴く世界一のオーケストラよりも、技術は至らなくとも生で聴く演奏が何て素晴らしいのだ、と本気で感動していた。色々考え、体感し、空想して、面白くて、大満足で帰ったものだ。そんな僕の感想まで君が否定するのはおかしいよ。何度も首を振り、ただ謙遜する彼女を見ていて僕は悲しくなった。もっと凄い人達は沢山いるよ、って、そんな事どうでもいいんだけどなぁ。

2006.08.21

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世界に余白を

僕には大した力などありはしないましてや他人の力を借りなければ成立しえない微力な存在だ大切な人達が幸せでないと幸せにはなれないのに、幸せにしてあげられる程の力はない作品のビジョンを持ちつつもそれを具現化する力もない出来ない事を無理やりやろうとすれば、他人に迷惑を掛けたり、不快感を与えてしまったりする片意地はって頑張っては来たけど、もう少し他人の力を信じてみよう努力を止める神経など持ち合わせていないけれどちょっと世界に余白を作ってみようと思う

2006.08.16

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枠

絵は枠があっての作品なのかしら。やっぱり形やバランスは大事なんだな。僕は色々な事を飛ばして来てしまっている。まだ学ぶべき事は山程だ。学生時は、良い絵を描くには、毎日絵を描く事よりも、頭を養い様々な実経験を積む事のが大事だと考えていたけれど、今は毎日描く事も大事だと思える。つまり当時の僕は毎日描く絵に、意味を持たせる事が出来なかったのだと振り替える。自分の不甲斐なさを目の当たりにすると、自己嫌悪に押し潰されそうになるけれど、暗闇に落ち込んだ時に一筋の光さえ見る事ができる内は、自分を信じて努力を続ようと思う。

2006.08.10

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体は大切に

片目で物を見るようになって、視覚のズレはだいぶ改善されている様に思う。日常に支障をきたさない程度の欠陥を抱えた己の目玉。それに今まで気が付かなかった己も不甲斐ない。ただ、それだけ今の自分が集中しているからこその自覚である事も間違い無い。しかし精神が肉体によって昇華されない現実を目の当たりにすると、やはり体は大切にせねばとしみじみ思う。

2006.08.07

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独眼流

自分の場合、絵とか落書きとか描いていると、どうしても目の前で見て描いたものと、離れて見たものとでは、ズレがあったりする。それに限らず、普段から目の前のものを、見ているのに見ていない感覚、焦点が合わないような感覚がある。正確にものを描きたくて、色々と原因を考えていたら、どうもそれは自分の目に原因があるのではと分かった。誰でもある事なんだけど、右目と左目は微妙に見ている視点は違う。その二つの視点を総合した景色を今我々は見ているのだ。つまり人は三つの視点を共存させている。二つの視点は自分と物との距離を捉えるのに有効だが、目の前の物に対しては近ければ近いほど視点のズレが大きくなる。たぶん自分はそのズレを補完出来ていない。幼少期に病院に通っていた乱視の影響がまだあるのかもしれない。絵は何度も離れて眺めろと、良く言われるけれど、やっぱり描いている真っ最中が一番気持ちやエネルギーが入るところだし、そこで判断出来なければ自分は良くないと思うのだ。だったら、片目は閉じてしまえば良い。僕はこれからは片目で絵を描く。

2006.08.05

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亀田親子の愛は世界を飲み込む

愛は世界に届く！という事で家族の愛の力で見事WBAボクシング世界チャンピオンになった亀田興毅選手おめでとうございます！ 1Rでいきなりダウンを取られた時はどうなるかと思いました。なのにあなたは、12Rに渡り終始前に出ながら攻撃を続け、ドロドロの打ち合いの末、僅差の判定勝ちをもぎ取りましたね。とにかく試合から親子の信頼感、愛がひしひしと伝わって来た。父親が「前へ出ろ！」と一喝すれば、すかさず前へ踏み出す興毅選手。あれは強靭な信頼関係がそこに無いと有り得ないよ。分かっていても動けない、つい自分の感情や意思を優先させてしまう。大抵リングで戦う選手は、セコンドの声に対してそんなものだ。しかし、確固たる信頼による従順な姿勢とそれを遂行する身体能力と精神力。それが亀田興毅の強さだったと思う。興毅はベルトを受け取ると、自分より先に父親の腰にベルトを巻いた。勝利後のマイクも「オヤジのボクシングが世界に通用する事が出来て良かった」「ベルトはオヤジにプレゼントするよ」世界に誇る愛の具現者達日本のスーパースター誕生きっとこれからも２人の弟が後に続くだろう。その感動的な生き様をもっともっと世界へ知らしめて欲しい。今日は仕事を早めに切り上げて、早足で家路に着いた甲斐があった。感動をありがとう！

2006.08.02

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描き直す

友人へ贈るKIDの絵を描き直した。小さな絵だけれど、リキテックスのテクスチャ素材を使ってみたら、なかなか良い手応え。GEISAI用の絵はやはり描き直す事にした。

2006.08.02

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気持ちが離れる

GEISAIに出す為の絵を一つ描いていたら、ある時途端に気持ちが遠ざかって、まるで他人のものの様にどうでも良いもの感じる瞬間が来た。これが完成の合図なのだろう。しかし、気持ちが離れると、それが何の魅力も無いもののように思えて来るから不安になる。今までも作品を作った後は、無性に人に見せて、感想を求めたくなるのだが、それはこの作品から気持ちが離れる事によるものなのだったのかもしれない。それを良しとできる理解を得たのは、頭を効率良く切り換える為の大切な知恵だったと思う。

2006.07.27

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塗り替えた過去

来月のお盆が済んだ後、家族で父の定年退職のお疲れ会を開く事になった。その際に絵を贈ろうと思っている。以前その為に描いた絵を見ると、技術の至らなさが見えて来て、耐えられなくて、絵の具を上から塗り足した。いや、塗り替えたという方が正しいかもしれない。過去を払拭するかのように。丁重さは前の方があったけれど、自分らしさが出せたので今度のが好きだ。綺麗な絵より、自分らしい良い絵を描きたい。今はそんな風に思う。

2006.07.25

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夢で働く

今は連休中だ。だのに今朝は仕事をしている夢を見た。念願だったお休み中だというのに、せっせと働いちゃって、バカみたいと思う。

2006.07.25

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虚像の要塞

流されるがままの現状に、無理やり心を納得させ続けていると、自分が本来どうありたかったのかという本質を、いつの間にか見失ってしまう。たとえぶつかろうと、呆れられようと、蔑まれようと、自分に正直に生きる事が、結果的には大切だと。百の情報よりも、生身で一の経験をする方が、よほど磨かれるんじゃないか。それは時に苦しく辛い日々をもたらすかも知れないけれど、知ってるつもりの虚像の要塞に引き籠もるよりは、余程心は鍛えられるし、救われると思う。

2006.07.21

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向こうの蝶々

何と言いますか、人生にはままならない事が多々ありまして、中でも時間というやつは無情にも流れて行くものでございます。ただ、身を任せるのも如何なものかと。布石布石の碁盤の上に、いつ終止符を打つつもりか。夢と現実の狭間で閃く、幻覚のかけら。朧現る向こうの蝶々。閃光の一太刀が横切る。

2006.07.20

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絵の完成

絵を描く事は絵に恋をする事絵の完成とは作品から心が離れた時

2006.07.18

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アクリルガッシュ

アクリルガッシュを使い始めるに当たり、まず先日いまいちな仕上がりになった絵を真っ白に塗り潰す事から始めてみた。うーん…これはごまかしが効かない。筆跡が全て残ってしまうから…。なんだ、これは自分に最適じゃないか。

2006.07.13

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デッサンのスイッチ

デッサンで自分が魅力を感じるタッチを自覚した。それから普段日常の景色がデッサンとして見えて来たりして、脳のどこかのスイッチが入ったのかもしれない。このスイッチのon/offでは、絵を見る観点は違ってくる。本当はそんなのどうでも良いんだけど、確かに違って見えることは確かだ。

2006.07.13

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筆よ風になれ！

ヘタうまの魅力って分かって来た。筆よ風になれ！

2006.07.11

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ジダンの頭突き讃歌

今日は昨夜、サッカーワールドカップ決勝で、相手選手に頭突きを食らわせ、退場となったジダンについて語らせて頂きたい。今大会で引退を発表し、最後の炎を燃え尽くすかのように活躍し、フランスを決勝まで導いた英雄ジダン。母国フランスに限らず、世界の多くの人々が彼の最後の栄冠を期待していただろう。ところが試合延長戦で、怒りを露にしたジダンが、突然相手選手に頭突きを食らわせ、突き飛ばした。その動向に世界中が注目する中で、ジダンは警告で退場し、フランスも試合に敗けた。期待したファンには余りにもあっけなく、失望し、残念な結果であっただろう。そんなジダンの行為を母国フランスは、国賊であるかのように批判をしている様だが、ちょっと待って欲しい。聞く所によると、ジダンがそのような暴挙に出るきっかけは、母国を罵倒されたからだそうではないか。最も試合をやり遂げたかったのは、ジダン本人だ。その思いを突き破る程ほど、彼にとって母国をけなされる事は、逆鱗に触れる事であったのだ。そんな彼を誰が国賊と罵れようか。私の悪口を言われたからと、相手を殴りつけた友人を誰が憎めようか。その溢れんばかりの愛情を汲んであげて欲しい。日本のメディアでもみな口を揃えて残念残念と、己の満たされぬ思いを吐き出すばかりで、余りにも情けない。中田が引退を表明する際にも「残念だ…」「戻って来て欲しい…」と、ここでも自分が求めるばかり。手にした実績と栄光を投げ捨てて、新たな舞台で挑戦をしようとする男を、なぜ黙って送り出せないのか。今大会に選手生命を掛けて全力で試合に臨み、最後のホイッスルを聞いた後、グラウンドにあお向けに倒れ、空を仰ぎながら涙した男の決意を、なぜ黙って受け入れられないのか。彼らには一言。「乾杯!」と。ただそれだけで良いんだ！

2006.07.10

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妥協と諦めの天秤

自分には無い価値観を、他人から要求された時、それがとても親しい人なら、なお真撃だ。己が妥協するか、相手に諦めて貰うか。とにかく後悔が無い結論を。決意を。

2006.07.10

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絵の道具

水彩なのに、ついごってりと具を盛ってしまう。アクリルや油絵をやるのが本質的には合うんだろうな。水彩も技術を教われる機会があれば。次はアクリルを使ってみよう。色々とやってみる。その先はそれから。

2006.07.10

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想定外と面白味

六本木ヒルズへピクサー展を観て来た。どんなにディフォルメされたキャラでも、作り手の腕一つで生命力を持たせる事が出来るのだ。想定外と生命力に面白味を感じる。

2006.07.09

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無敵

「無敵」と書かれたＴシャツを着てる男を見たら、後ろから思いきり殴りつけたくなった。出る杭は打たれるって言うけど、叩く方の気分はこれと同じだろうね、きっと。出る事が必然の芸術家は、叩かれるのも必然なのかもしれない。叩き潰されるか、弾き返すか。その瀬戸際で揺れるもの。揺れない者もいる。石のようにかたくなな。後者は実に健全だ。どちらにせよ人を感動させるものが何より素晴らしいんだ。

2006.07.07

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謙虚な翼

諦めた途端に、逆に現実に真撃に向かい合えるようになった。諦めると言う事は、己を理解する事。己を許す事。経験と努力の末の諦めは清々しさがある。謙虚になる。止どまる事を拒否した時に動きだす命の鼓動。いつでも飛び立てる意思が自由の翼。心を開放する。

2006.07.05

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横尾忠則インパクト

現代美術館の常設展示に横尾忠則のポスターがあり、最近は彼の本を読み、作品やアイデンティティに魅かれていた為、そこに釘付けになった。いや、本とか作品とかそういうものはきっかけに過ぎず、ただ目の前の作品に感動をしていた。遠めから観ると、ガン！とはね飛ばされたような視覚的インパクトを受け、近付くとそのディティールへの細かな意識にクゥゥー！と引き込まれる。まるで嵐の日の波打ち際のような…。目の当たりの迫力は、冊子上では分からないものだ。もう一人、リキテンシュタインの『ヘアリボンの少女』も予想を越えて魅かれるものであった。大学の講義のスクリーンで、初めてそれを見た時には、ただ漫画の一コマを模写しただけじゃないか、と思っていたが、実物の色彩と線と点の視覚的効果とバランスは、とても美しく、他を圧倒する存在感があった。ちょうど今自分が、漫画のグラフィカルな表現に魅かれていた事が余計にそうさせたのかもしれない。その日、僕はカルティエ財団コレクション展を見に来て、売店で横尾忠則の本を三冊買って帰った。

2006.07.05

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諦めと言う名の卒業

気持ちのない努力は何と苦しい事か。相応の環境を整える為、踏切を越えて新たな旅に出よう。諦めという名の卒業だと思いたい。遮断機が上がるのをただ待つばかり。

2006.07.03

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カルティエ財団コレクション展

カルティエ財団コレクション展を見て来た。色々な系統の作品があって面白かったけど、現代アートという概念も行き過ぎると混乱するね。展示を見て回る内に、スタッフが座るただの椅子が作品に見えてきた。そしたら、その先に同じような椅子の展示物があって笑っちゃったよ。座部に乗っけてある黄色い雑巾を鋲で止めて、そこに鉢植えを置いてあるものなんだけど。お気に入りは、葉っぱ型の小さなお面が壁の高い所に複数刺さっているので、良く見ると一つ一つユラユラ揺れていて、その謙虚さと不気味な存在感にしばし見入ってしまった。でっかい女の人の展示はリアルな質感が見事で、巨人に群がる人々と総括して眺めて、上野動物園のパンダを思い出していた。コレクションにGEISAI受賞者、松井えり菜さんのエビチリの絵があったのには驚いた。大いに刺激になる。

2006.07.03

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雨に流れて

昨夜から絵画教室で油絵を始める事にした。というのもこれまでデッサンを続けて来たのだが、煮詰まった時とかに、たまに線画や色を意識してみたりすると、そこから逆にデッサンのヒントを得たりして。だから色々とやってみようと。溜まった水が濁った時は、雨に流れて、川に流れて、海に流れて、雲に流れて、雨に流れて戻って来れば良いんだ。油絵は前々から興味があったので、そう決心してからは無性にワクワクとしてきた。新鮮味は高揚感があって良い。広げて行こう。広がって行こう。時にはあなたと手を繋いで。

2006.07.02

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GOODMANレポート其ノ四

イベントの取りを務めた漁港は、漁師のキャラで、魚や海をネタにした曲を作っているバンドで、普段は本当に漁師をやっているようだ。ボーカルが会場の入口からお客さんを掻き分けて入場。『はじめの一歩』の幕ノ内一歩じゃないけど、そのたくましい体付きを見たら漁師だと確かに納得できる。中卒だと言っていたが、気持ちが真っ直ぐで、男気があって、眼がキラキラしていて、格好良かった。人の魅力に学歴なんて関係ないな、とその眼が物語っているように感じた。ライブの最後に、マグロの頭を捌いて、お客さんに配ると言うのも面白いパフォーマンスだった。ついには出演者全員が出て来て、お客さんに配る。漁港が捌いたマグロを、藤岡弘や鳥肌実が後ろのお客さんへ放り投げるという絵が、妙な絵で面白かった。この刺激的な一夜により、次の日本気で仕事を辞めようと思った。取りあえず思い直したが、この日のインパクトはまだ深々と脳裏に刺さっている。

2006.07.02

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GOODMANレポート其ノ三

藤岡弘のトークの後には、鳥肌実のライブが始まった。右翼の軍人キャラで下ネタが中心の鳥肌実。意外に鳥肌目当ての、女性のファンが多かった。会場にけたたましい空襲警報が鳴り響き、その男は現れた。硬派な日本語が刺繍された軍服を着込み、大きめの縁眼鏡。長い頭髪なのに、耳の上から後頭部にかけては刈上げで、長い髪はポマードでガチガチに固められ、プラスチックの様にテラテラと輝いていた。色白の肌に、薄い眉毛。赤く充血した眼と口元を硬く結んだその表情は、まるでテレビで見たヒトラーを彷彿とさせた。この容貌で、世間を右翼ネタで切りまくり、下ネタをやる訳であるから、当然地上波にはお呼びはかからず、43歳になる今まで、特定のファンを取り込みながら、アングラな芸を貫く姿勢は、とにかく素晴らしいと思う。特定のファンの指示は強いらしく、鳥肌のライブが終わると、客の半分近くは帰っていった。アングラ特有の雰囲気とエネルギーと求心力を、僕は鳥肌実により体感した。

2006.07.01

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GOODMANレポート其ノ二

剣技衆かむゐと御木裕樹さんのライブが終わると、藤岡弘のトークが始まった。藤岡弘は想像以上に大きく感じた。身長の高さもあったが、その全体のバランスや、雰囲気により、より大きく魅せられていたように思う。その端正なマスクと雰囲気は、まさに劇画の世界で、漫画の子連れ狼、拝一刀が紙面から飛び出して来たのではないかと思う程で、まさに人に見られる為に生まれて来た存在感の塊。トークは日本人の精神や魂の文化の素晴らしさ、愛の素晴らしさを中心に語られた。ただ立ち見の客にとってはやや話が長く、重複する内容にウンザリしている人も少なくなかったが、僕は楽しくてもっともっと聞いていたかった。同じ話を重複してしまうという事は、同じ真実に帰結しているという事で、そういう人は真っ直ぐで信用出来る。

2006.07.01

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GOODMANレポート其ノ一

先週の日曜日に会社の同期に誘われて、秋葉原GOODMAN 『10th ANNIV.秋葉原包囲網作戦』を見に行く。出演者は、剣技衆かむゐ、御木裕樹、鳥肌実、魚港、そしてゲストコメンテーターとして藤岡弘という、濃ゆいメンバーの集うイベント。許容量200人くらいの小さな会場に入ると、3m四方の白いスクリーンに真剣斬りや手裏剣を投げる藤岡弘の演舞がエンドレスで映し出されている。重い刀を豪快に振り回しながら、芯のぶれない体捌きは見事だった。それにその気迫たるや凄まじい。花札に印を付けた、500YENのワンドリンク券で、日本酒をオーダー。木の枡で出て来たから面白い。最初の演目は剣技衆かむゐという、四人組の立ち回りユニットと、和太鼓奏者の御木裕樹さんのコラボレートで、どちらも知らなかったのだが、経歴を聞くとキルビルの殺陣の振付や、ＰＲＩＤＥ男祭りや武士道の太鼓を叩いている人だったりで、有名所の舞台裏で活躍している人達であった。狭い舞台で刀や薙刀を豪快に振る様は、緊張感に溢れ、まるで自分が江戸やそれ以前の時代にタイムスリップし、侍になったような錯覚を覚えた。もし真剣を抜いた相手と対峙したらこんな気分なのだ…雰囲気なのだ…と疑似体験が出来た事は収穫だった。

2006.07.01

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ベランダから飛び下りた松子

希望の光はどん底にあるものなのか闇の中だからこそ見えるのだろうかそれが希望なのかはよく分からないけれど僕の片腕だけはまだ生きようとしている

2006.06.26

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紙に乗らない幻想

僕の意識が紙に乗らないのは、技術的な問題？知識的な問題？それとも体力的な問題？精神的な問題？もしかしてそれら全部？なぜなんだ。この世に現れない届かない幻想。実体のない幽霊。このままでは全ては絵空事の侭で終わってしまう。

2006.06.25

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15年前の自分

15年前の自分が、今の自分を見たらどう思うかな。ガッカリするかな。だって全然、夢叶えられてないし。 15年前の自分が、今の僕の絵を見たらどう思うかな。ガッカリするかな。だって大して上手くなってないし。 15年前の自分が魅了されていたような絵を覚えてる？それは技術ばかりじゃなかったでしょ？他の人の好みはわからないけれど、せめて15年前の自分を喜ばせられる…。魅了できる絵を描いてごらんよ。きっと答えはそこにあるはず。それすらできないなら、僕は死んだ方がましだ。

2006.06.25

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精神的自立

大学の同期の人を誘って行くはずだった、美輪明宏の音楽会の先行予約を、うっかりし申し込み忘れてしまった。理由は仕事が忙しかった事や、単なる不注意であっり、幾つかあるけれど、最たる理由は深層心理にあるのではないか。僕にはもう、美輪明宏を渇望する気持ちはない。それは、飽きたとか、幻滅した、そんなものでは決してない。その存在感は僕に多大影響を与え、すでにアイデンティティの一部である。それは大学を卒業して社会に出て行く感覚に近い。教養を活かすべきは、社会においてである。自分の人生の中で、今年にテーマを付けるとしたら「自立」という言葉が最も当てはまりそうな気がする。それが達成できるかは、これからの事だけれども。

2006.06.23

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日本vsブラジル戦

最初の20分間の動きを、90分間続けられたら勝てたかもね。一人の相手に二人で瞬時に詰め寄る、俊敏なマーク。詰め寄るタイミングがあまりにも絶妙で感心。でも、それは先制点を取った瞬間に崩れた。刺激的な出来事は精神を無意識下で浮かれ上がらせ、不可能を可能にしようとするストイックな固い集中力を、酔わせ崩壊へ導く。日本代表にとって、ブラジルからの先制点は刺激的すぎた。とたんに、それまでの絶妙なマークに緩みが生まれ、攻めにも雑さが目立ち始めた。その時点で勝負は決していたように思う。ゴール前で前を向ける代表になって欲しい。ゴールを目前に仲間にパスする体質はいかがなものかと。勝負！勝負！安心して勝負に行ける仲間の信頼と、まずはそこから。今回の結果はリアルな現実として将来の糧に。

2006.06.23

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1000年後を思う時

長い歴史の中で、学校の教科書の一ページの一区画に記載される為に、どれ程の時間と労力が必要であろう。生きている人々は、絶えず互いに響き合っているというのに、そのスペースは限られた人にのみ与えられる。余りにも狭すぎる枠。 1000年後を思う時キリストはまだ神として崇められているだろうか 1000年後を思う時人はまだ人であろうか 1000年後を思う時空はまだ青いだろうか 1000年後を思う時言葉はまだ必要だろうか 1000年後を思う時微塵くらいは魂が残っているだろうか

2006.06.20

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至極の時間

「最大の理性とは、すべてを冗談にする力である」　橋本治『宗教なんかこわくない!』昨日から今日に掛けて、大学時代の教授の家へ同期の数名と遊びに行った。最寄り駅で待っていると、ポルシェとジャガーがお出迎え。夕食のご馳走に舌鼓を打ちながら、皆で近況報告や、雑談を交わし合い、楽しい時間を過ごした。快適すぎる環境の中で、自分なんかがここにいて良いのだろうかと思ったりもした。自然体でいられた事には成長を感じたけれど、共通の知識と会話力があれば、もっと楽しめた気がする。帰りがてら、ルーブル美術館展へ誘われたが、コンディション的に集中出来そうになかったので断念。相応の環境を整えて、来週改めて行こうと思う。

2006.06.18

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日本vsクロアチア戦

サッカーワールドカップ予選リーグ　日本vsクロアチア戦は十分勝てる試合だったと思う。しかし見所が多かった。まずクロアチア代表に、ミルコにそっくりな選手がちらほらいるものだから、遺伝子のお国柄なのかなと。次に川口のＰＫをセーブしたのには驚いた。このＧＫの集中した時の勝負強さには、神懸かり的な力を感じる。と同時に、格闘技の中に見られるハプニング性を、この大事な舞台でＰＫを止めるキーパーの中に見た。もう日本にはブラジル戦で勝つしかない。オリンピックでの奇跡を再び起こせるのか。出来れば日本には、予選リーグ突破という枠ではなく、ワールドカップを優勝するつもりで望んでもらいたい。優勝を狙うならば、ブラジルは避けて通れない壁なのだから。勝敗よりも気持ちを見たいものだ。

2006.06.18

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日本vsオーストラリア戦

サッカー日本代表のオーストラリア戦に関して、後半10分で三点を入れられた負け方は選手の心にトラウマが残るんじゃないかと心配する人もいるが、僕はそうは思わない。むしろ良い負け方だったと思っている。それは、日本が最後まで勝ちに行っていたからだ。もし、日本代表が一点を守りたい。引き分けでも良い。という姿勢で逆転負けをしていたら、その方がトラウマを残していただろう。しかし、日本は最後まで攻めに行った。勝ちに行った。その見返りでの大量の失点は、仕方無く、潔く、むしろ美しい。今回の敗戦を酷評する人も少なくないと思うが、僕は代表が「侍」であったと思う。今後に繋げて欲しい。繋がる敗戦だったと思う。

2006.06.18

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念強

自分は形を取るのが苦手だ。実物を描こうとすると、力の無さが露呈する。もっともっと努力して、取り組んで、意識を持って…。勉強は弁を強めるものだって、持論なんだけど、努力したり一生懸命に取り組んだものには、特別な意識や思い入れが積み重なって行く。つまりは「念強」という行程。僕はそこに感動のヒントや、妖艶な怪しい香りを感じるのである。

2006.06.15

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夢幻の小道～その４～

あなたの事を憶えています。頭の片隅に。遠い昔にしまわれた懐かしのアルバム。丸い眼鏡に口髭生やし、ロングコートにつば付き帽子。手には四角い鞄を持って。鞄の中には種がある。開ければむくむく双葉が伸びて、砂漠の大地を茂らせる。星を眺めて、300年後の我を想う。

2006.06.14

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多忙の夜明け

今週から仕事が一気に忙しくなった。ただそれ程難しくは感じていない。仕事に於いては、できる事をそつなくこなす事は快感だ。経験という武器を携えて。知識をスタッフ間で共有し、新人にも手を差し延べる。しばらくは絵に集中出来ないけれど、デッサンでの経験が仕事のモチベーションを上げ、制作に反映しているのだから悪くない。ただ一つ最も困難な事は、朝定時に起き出社する事だ。

2006.06.14

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