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親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

親ばかちちのぶろぐ(スバルとミニカー編)

7.どうにか昼:スバル特注-その2


7.どうにか昼

富士重工特注-その2


”富士重工オリジナル”のモデル達:1990年~1997年

 1990年代に入ると、スバルのミニカーはダイヤペットブランドからは離れて、完全に富士重工の企画で製造し広報誌『カートピア』を通じて通信販売されたものがほとんどで、いずれも生産台数が少なく希少なモデルとなっています。唯一2代目レガシィツーリングワゴンのみがミニカーショップイケダさんの特注品として販売され、いまだに一部で販売されているものがあるようです。
 またこの時代は、ダイヤペットにとっても苦難の時代といえ、ブランドは残りながらも次々と経営権が変り、ヨネザワ-セガヨネザワ-セガトイズ-アガツマと甚だ不安定な時期でした。そのせいか20世紀最後の10年間は、ダイヤペットブランドのスバルのミニカーは、1台も発売されませんでした。
 実車の方では、1989年に発売された初代レガシィツーリングワゴンの成功を受けて富士重工は息を吹き返し、1991年アルシオーネSVX、1992年ヴィヴィオ、インプレッサと次々に発売していきます。1993年にはレガシィがついにWRCニュージーランドラリーで初勝利を収め、この後WRCへの参戦はインプレッサにバトンタッチされます。2代目レガシィが発売されてツーリングワゴンが爆発的な売れ行きを示し、後のレトロブームの先駆けとなるサンバーディアス・クラシックが年末から発売されています。1994年にはインプレッサがWRCで3勝してスバルはトップチーム入りし、ドミンゴがひっそりとモデルチェンジしています。1995年、レトロブームの絶頂をつくり出すヴィヴィオ・ビストロが発売され、あらゆるメーカーが恥も外聞も無くビストロの後を追い掛けました。この年から1997年までスバルはインプレッサで日本のメーカーとして初のWRC3連覇を達成します。


《スバル・サンバーDIAS 1/40 1990年3月発売》
 アンチモニーの一体成形でモデル化されたものです。サンバーは商用車の”はたらくくるま”としてのイメージが強く、トミカやチェリカ、あるいは次章以降でご紹介するエムテックなどでいろいろなバリエーションで発売され、結構な人気があるようです。
 その中で、このサンバーDIASは唯一の乗用車タイプであり、非常に珍しいモデルとなっています。

        
 
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samber31.JPG  裏板は富士重工の刻印一種だけです。


《スバル・ヴィヴィオRX-R 1/40 1992年3月発売》
 富士重工の特注品ミニカーとしては、従来の一体成形型モデルと異なり、初の内装まで再現されたモデルです。素材は従来通りアンチモニー製ですが、プロポーションも良く可愛らしい実車の雰囲気が出ています。
 これも生産量が少なく、結構貴重な製品のようです。

 
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vivio13.JPG  富士重工でなくSUBARUになっています。    


《スバル・インプレッサWRX 1/40 1992年11月発売》
 ちちのコレクション紹介も、最初の大詰めを迎えていますが、何と残念なことにこのインプレッサWRXは所有していません。このインプレッサの登場とWRCへの参戦、そしてそこでの活躍から内外のメーカも次々とこのインプレッサをミニチュアモデル化していくことなったわけです。そのミニカーの第一号を入手できていないのは、痛恨の極みとしか言えません。
 モデル自体は以前からのアンチモニー一体成形で、この製品には木製の台座が付いて置き物のようにディスプレイできたようです。

 今回けん・たっきぃさんに画像を譲って頂きましたのでご紹介します。けん・たっきぃさん、ありがとうございました。なお台座付きの画像は、これくしょんぺぇじのカバーに使わせてもらってます。

 2003年11月追加
 苦節10年(んなわきゃないですが、汗)、ようやく入手することができました。こちらがちちのインプレッサWRXでございます~♪
 今まで画像を使わせていただいていたけん・たっきぃさん、ありがとうございました。ということで、次はツクダ版のストンパーをよろしくお願いします。いや、バンセンのジオットかな?(爆

   
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《スバル・レガシィツーリングワゴン 1/40 1993年12月発売》
 初代ではモデル化されなかったレガシィツーリングワゴンですが、2代目で漸くモデル化されました。ちちはこの時期には初代のレガシィツーリングワゴンGTに乗っていましたが、このモデルのフォレストグリーンに憧れて このミニカーをカートピアで購入し、ため息をつきながら1年間毎日眺めていました。おかげで写真でお分かりのように、かなり痛んできてしまっています。ボディカラーはこのフォレストグリーンしかありませんでした。
 モデルはヴィヴィオ同様にアンチモニー製で車内まで再現されており、およそ10年前の製品としては、完成度の高いものになっています。

   
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legacy13.JPG  裏板はシリーズ共通で全てSUBARUです。    

《スバル・レガシィツーリングワゴン 1/40 1996年10月再販売》
 上記と同じモデルですが、1996年に一部改良されて再販売されています。下段のシルバーのボディカラーがその改良型で、ヘッドライトが銀塗装のみから、透明パーツに変っています。ボディカラーは、このシルバ-以外にフォレストグリーンもあったようですが、カートピアで通販されたのはどのカラーか判りません。
 これらは、いずれも後にミニカーショップイケダさんからも発売されたそうです。

 
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《スバル・レガシィツーリングワゴン後期型 1/40 1997年1月発売》
 上記の2代目レガシィツーリングワゴン初期型の金型をマイナーチェンジさせて、後期型のモデルも発売されました。
 ヘッドランプは当初は塗装表現でしたが、この後期型では上記改良型同様クリアパーツが使われています。フロントグリルとフロントバンパー下部のファグランプ周りが変更されています。ボディカラーはホワイトのみだったようです。
 下段は現在でもミニカーショップイケダさんのルートで一部販売されているモデルですが、上記のホワイトのモデルと全く同じです。こちらは、シルバーとブルーメタリックのボディカラーがあります。

     
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《スバル・インプレッサ555 1/40 1995年12月発売》
 このインプレッサ555カラーは、WRCでの優勝を記念して発売されたもの用です。かなり長期に渡って販売されたようで、ちちの手元に今あるカートピアの1997年1月号でも購入用の振替用紙が付いています。
 このモデルもアンチモニ-素材で、内装まで再現されていますが、レガシィとは異なり、ミニカーショップでの販売は行われなかったようです。
 この頃から、ビテスグループのトロヒューから1/43スケールでインプレッサのラリーカーやロードカーが発売され、怒濤のようにラインアップが揃えられて行きますが、それらは次章以降でご紹介して行きたいと思います。
 そして、このインプレッサ555を最後に、富士重工のオリジナル1/40ミニチュアカーは姿を見せなくなりました。

   
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impreza23.JPG  裏板はSUBARUです    


まだまだちちのコレクションは続きます。(笑)

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最終更新日 2003/11/03




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