14.継承の世紀
イクソモデル-その1
メジャーブランドの後継モデル達:2001年~
スキッド、オニクス、カルツォなどいくつものブランドを擁し、一大グループを築き上げていたポルトガルのビッグブランド、ビテスグループが倒産して消滅したのが2001年7月のことでした。そのビテスブランドについては、香港に拠点を持つサンスターが引き継ぎ、生産ラインの方を継承したのが今回ご紹介するイクソモデルでした。
このメーカーも本社はアメリカですがご多聞にもれず生産は中国で行われており、競合他社とのバッティングの多いレーシングカーばかりでなく、現行4ドア車をラインアップに加えたりして競合他社との差別化を計り、モデルのビテス譲りの精密な仕上がりと併せて独自の地位を確立しつつあります。
このイクソモデルからは、スバル車として2代目ニューエイジインプレッサWRXが発売されています。同じビテスの血筋を引き継いで初代インプレッサのラインアップを発売しているトロヒューと比較すると、リーズナブルな価格設定が嬉しいブランドです。もちろんダイキャスト製ボディにプラスティックパーツでディテイルを追加するという現代流の手法で、精密な再現をしているところもビテスから引き継がれています。
沢山のメーカーと競合しているインプレッサばかりでなく、何とか他のスバル車のモデル化を望みたいところです。
2003年10月、またしてもインプレッサが発売されました。今度はまだ1/43では競合のない2003年モデルで、例の涙目顔になっています。
2003年6月この項アップ。
2003年10月マイチェン後涙目インプレッサを追加。
2005年11月イクソJr.とアルタヤ(ALTAYA)スペインの555インプレッサを追加
2008年5月アルタヤ(ALTAYA)スペインのサインツコレクション2005ポルトガルのインプレッサ"0"カーとイクソJr.のラリーポルトガル2002、イクソ初のツリ目2006ラリーモンテカルロにアルタヤフランスのモンテカルロ1997を追加
《No.MOC001 スバルインプレッサ 2.0 WRX 2001 1/43 2001年6月発売》
先にも触れましたように、前身の旧ビテスにはスバル車は1台もありませんでしたが、イクソモデルでは逸早く2代目のニューエイジインプレッサWRXがモデル化されています。初代インプレッサをモデル化したトロヒューと同様に、イクソモデルもこの後次々とWRCカーのバリエーションを発売していきます。
No.MOC001は青メタで左ハンドル、MOC002がシルバーで右ハンドルとなっています。
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先にご紹介したオートアートの製品と比較しますと、
実にあっさりとした裏板になっています。
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《No.MOC014 スバルインプレッサ STI 2001 1/43 2002年5月発売》
上記のWRXの金型を使用し、ディテール再現のプラパーツを変更してSTIバージョンにしたモデルも発売されています。なんと足立ナンバーを付けた完全な日本仕様のタイプになっているところは、実にサービス精神旺盛なメーカーだと思います。
ボディカラーは、青メタ1色なのはちょっと寂しい気がしますが、欲張りすぎでしょうか。
2003年10月追加
《No.MOC026 スバルインプレッサWRX STI 2003 1/43 2003年10月発売》
かなり日本市場を意識しているイクソモデルですが、今回もやってくれています。なんと前モデルの足立ナンバーに続いて”三菱”ナンバー!じゃ無くて、三重ナンバーを付けてくれています。せめて”横浜”とか”湘南”にしてくれるともっと嬉しいんですけどね。(笑
ボディカラーは、右ハンドルのMOC026が青メタ、MOC031の左ハンドルがホワイトになっています。もうちょっとカラーリングに工夫が欲しい気がしますが、これも欲張りすぎでしょうか。
イクソモデル(Ixo models)
《RAM044 スバル・インプレッサWRC 1/43 2002年7月発売》
2001年のワールドチャンピオンとなった、Rバーンズの#5です。これの購入理由は、バンザイに尽きます。(核爆
スバルのモータースポーツマガジンによれば、『リチャード・バーンズの劇的な逆転劇で今シーズンの日程を終えたFIA世界ラリー選手権。初のドライバーズチャンピオンを決めたリチャード・バーンズ、コ・ドライバーのロバート・レイドは、ラリー翌日の11月26日、英国ラリーのゴール地点のあるウェールズのカーディフからロンドンに向かった。バーンズの首都凱旋を祝うために集まったテレビカメラや新聞記者など、大勢の報道関係者にチャンピオン獲得を報告するためだ。ラリー大国である英国にとって、チャンピオン獲得は、国民的出来事である。』だったそうです。
《RAM144 スバルインプレッサWRC 2004モンテ No.63 バリー 1/43 2005年2月発売》
派手!。しかも格安につき追加!(笑
2008年5月追加
《RAM220 スバル インプレッサ WRC 2006年ラリー・モンテカルロ #6 1/43 2007年9月発売》
イクソモデルとしては、初のツリ目(鷹目)インプレッサの登場です。イクソの涙目インプレッサは登場以来いろいろなブランドの冊子付ミニカーで発売されていますが、正直なところ出来には疑問符が沢山付いてくるようなフォルムでした。これで丸目、涙目、ツリ目と3種のGDインプレッサがイクソから発売されたわけですが、このツリ目は秀逸な出来映えではないでしょうか?
IXO Junior
2005年11月追加
《No.CIXJ000007 スバルインプレッサ RAC Rally 1995 1/43 2005年3月発売》
突然現れたイクソモデルの新シリーズ、イクソジュニアから初代インプレッサが登場しました。しかも通常版シリーズよりもぐっと低価格でした。何でかな?と思っていましたら、後に判明しました。日本では未発売ですが、ディアゴスティーニが犯人でした。(笑
ディアゴスティーニは別にご紹介しますが、モデルはマクレー君の555(尤もタバコ嫌いの所為で変なロゴ)です。
2008年5月追加
《No.CIXJ000058 Subaru Impreza WRC Rally Portugal 2002 1/43 2007年7月発売》
このイクソモデルの新シリーズイクソジュニアの低価格は、ディアゴスティーニ(DeAGOSTINI)ばかりがが犯人ではなく、アルタヤ(ALTAYA)も加担していたことが判明しました。(笑
ただ、この2007年になって初代インプレッサGCの2ドアモデルが追加されるとは、なかなか世の中捨てたもんではありませんなぁ。最早初代インプレッサは歴史の一部として再現されるようになってきたのかも。
ALTAYA CalrosSainz COLLECTION
2005年11月追加
《No.2 スバルインプレッサ 1995 Rally Catalunya 1/43 2005年発売》
正真正銘の555インプレッサがスペインのALTAYAから発売されました。ウェザリングが施された迫力満点のモデルですが、上のイクソジュニアのバリエーションです。(笑
2008年5月追加
《No.29 スバルインプレッサ スバルインプレッサ Grupo N・2005 Rally de Portugal "0"カー 1/43 2006年発売》
ちょっと他のサインツコレクションとは1線を画す製品ですが、2005年のラリーポルトガルでサインツがドライブしたゼロカーです。パトライトにサイレンが眩しいです。(笑
2008年5月追加
ALTAYA RALLYE MONTE-CARLO
《No.10 スバルインプレッサ WRC 1997 Rally Monte-Carlo Piero LIATTI / Fabrizia PONS 1/43 2006年発売》
ALTAYAフランス(altaya.fr)から発売された例によって書籍形式のラリーモンテカルロ(RALLYE MONTE-CARLO)シリーズの#10インプレッサ1997です。
まだ未開封(爆)ですのでメーカーは不明ですが、イクソモデル製だといわれてますので新製品になるようです。上のGC4ドアに続いてまたもGC2ドアのモデル化と、このところのWRCでのGDインプレッサの不調と何か関係があるのでしょうか?(苦笑
まだまだちちのコレクションは続きます。(笑)
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最終更新日 2008/05/03