石材メンテナンスの旅　(日々の出来事）

　みなさんこんばんは。　コー石です。

今日は、石ではなくて、タイルの洗浄に行ってきました。




　写真のように　改修工事で、新しい窓の枠を入れ替えるとき、破損しダメになった部分のタイルを張り替えるとコントラストが出来て、あまりにも目立ちすぎるので、古い部分と均一感を持たせるために今回洗浄に入った訳なのですが、

洗剤で洗浄をしても全く綺麗にならないのです。

よくよく見ると、何かを塗布している形跡があるので、一部ケレンでこすると　はがれるのです。

コート剤のようです

最近出ているコート剤なら、経年変化で、黄変する事はあまり無いので、かなり古いタイプのものだと思いますね

結局洗浄をかけても、ほとんど変化なく、一部柱の部分で、半分コートが塗布していないところがあったのたのと、コートの垂れがあったので、その部分で、施主に見ていただき納得してもらいました。



（半分より上がコート処理　下は、無処理なので白くなっているのが分かると思います。　
　半分のところから少し垂れているのが、上部分のコート剤で、この部分をこすって下地が白くなるのを見てもらいました）

　

今回の場合、コート剤の選択は要注意ですね、白のタイルの場合は、クリアのコートを塗布しても、耐候性がないと今回のようになるので、
　しっかり暴露テストしたものを選ぶ必要があります。


　この黄変した塗膜を除去をして、元の下地を復元するのには、３倍以上の工期を要する事を考えると、折角、汚れ防止のコートを塗っているのに、オーナーにとっては、皮肉な結果になってしまいました。