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テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:ポルトガル代表
ポルトガルがユーロ出場を決めた一方で不満を露わにした選手がいる。
出番がなかったことにスコラーリから説明がなかったと話すシモンである。 シモン・ペドロ・フォンセカ・サブローザ 「正直、ずっとベンチだとは思っていなかったので失望している。」 「私は28歳でチームの中でも代表経験は多い方だ。」 「(いまさら)証明するものは何もない。」 「(試合に出なかったということで)チームの助けにはなれなかった。」 「これらはコーチの決定であり、それを尊重しなければならない。」 「しかし、コーチは(試合に出さなかった)理由を説明しなかった。」 「私はただベストを尽くすために努力し続けなければならない。」 「我々は再びユーロで戦えることを喜ぶべきである。」 「抽選の結果を待ち、できるだけ上に進むために試合のことを 考えなければならない。」 「我々にとってピッチに立ち続けることは重要なことである。」 スコラーリはクアレジュマに代えて、シモンではなく、ナニを投入した。 これについて不満を持っているのだろう。 不満を持つのは仕方ないとしても、それを表に出したことにはガッカリだ。 ベンフィカを巣立っていったシモン、フェルナンド・メイラ、ティアゴたちには 個人的に特別な思い入れがあるが今回の行動にはどうしても同意できない。 少し思い上がっているのではないか。 確かにシモンのポルトガル代表への貢献は大きい。 それでもポルトガルは1人に頼った戦いをしてきたわけではない。 年長者として自身の立場を理解している人間の行動だからなおさら残念だ。 一部のポルトガル・ファンやポルトガルのメディアにも一言。 フィンランド戦後の記者会見の途中で、記者の質問に怒って退出した スコラーリの行動もどうかと思うが、最近のスコラーリ・ポルトガルへの 批判も行き過ぎていると思う。 スコラーリ就任前も十分なタレントは揃っていた。 FIFAランキングでも史上最高位の4位に立ったのはユーロ2000直後だ。 しかし、モウリーニョが作り上げたポルトのメンバーに黄金世代と若い世代を 融合させて結果を出してきたのはスコラーリである。 それなのに、いつからポルトガルは自分たちを過大評価するようになって しまったのだろうか。 ユーロやドイツで見せたマジックが消えかかり、ポルトガルとスコラーリの 蜜月の時は終わりに近づいているかもしれない。 結果を残せないなら批判は当然だが、今はユーロ進出を決めたスコラーリの ポルトガルが勝ち上がるために最善を尽くすべきだと思う。 ・・・生意気にも少し言い過ぎたか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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