スコールズの鮮やかミドルが炸裂し、マンチェスター・ユナイテッドが
バルセロナを倒して、チャンピオンズ・リーグ決勝の地モスクワへの
切符を手にした。
1トップの位置に入ったロナウドに活躍の場は少なかった。
それでも、いつものように前を向いてプレーできるウィングでの働きと
比較すべきではないし、不慣れなポジションながらうまく楔となって、
バルセロナ・ディフェンスに脅威を与えていた。
一方、敗れたバルセロナのデコだが、攻撃の起点となってチームを
牽引する働きを見せた。
長く休んでいた(正しくは治療していた)ために動きは軽快で、
ユーロは期待できる!?なんてね。
試合後にうなだれていたデコを見て、そんな不謹慎な言葉など
言えるはずがない。
バルセロナの中でも心から勝利を願っていたのは誰でもない、
デコであった。
ロナウド対デコという図式の戦いはロナウドに軍配が上がった。
奇しくも、残る3チームは全てプレミア勢。
今夜行なわれる試合でチェルシーがリヴァプールに勝ち、ロナウド対
リカルド・カルヴァーリョの最強対最強の決勝が実現することを望む。
クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
「ファンの声援は素晴らしかった。」
「鳴り止まない声援が我々を後押しし、素晴らしい結果を
出すことができた。」
「凄く興奮している。」
「私にとって初めてのチャンピオンズ・リーグ決勝であり、
非常に気分が良い。」
「私とチームメイトにとって非常に大きいことだ。」
「決勝まで3週間ある。」
「まだ時間があるが、集中を保たなければならない。」
「しかし、今優先すべきはプレミアである。」
アンデルソン・ルイス・デ・ソウザ‘デコ’
「チャンスを作ったが、ゴールを決めることはできなかった。」
「個人的な意見としては、残念なシーズンとなった。」
「来シーズンはタイトルを獲らなければならない。」
「そのためにも様々なことについて考える必要がある。」
「我々は勝利のために努力した。」
「しかし、どうにもならなかった。」
「今日は全員がよくプレーしたと思う。」
「これで一時代が終わったとは考えていない。」
「我々には多くの若くて素晴らしい選手がいる。」
「最低でもリーガを2位で終えなければならない。」
「我々は悲しんでいる。」
「今日起こったことは残念だ。」
「非常に厳しいシーズンであった。」
「バルサにとって2年続けてタイトルがないというのは、
失敗と言われても仕方ないことだ。」