SELECCAO-PORTUGUESA

2008/06/11(水)22:17

ジュネーブにやってきた!

ユーロ2008スイス観戦記(4)

ジュネーブから帰ってまいりました。 3日間を3回に分けて振り返ってみようと思います。 ユーロ開幕の前日となる6月6日、チューリヒを経由してジュネーブに入った。 この日のスイスの天候は雨。 深夜にはバケツをひっくり返したような音を立てるほどの強い雨が降っており、 いろんな意味で晴れ男の自分も不安を掻き立てられた。 しかし、開幕当日になると、時折小雨が降ったものの、時間の経過と共にその 心配もなくなった。 午前中、ジュネーブ旧市街にあるローヌ通りを散策し、その後、細い石畳を 進みながらサン・ピエール大聖堂に立ち寄った。 入場料の4スイスフランを払い、塔の上部に上がることができた。 螺旋階段を上りきるとジュネーブ市街を見渡せた。 晴天でなかったのが残念なところ。   途中、昼食用にローヌ通りでアメリカン・ホットドッグを買った。 独自の言語を持たないスイスは主にドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏 などに分かれ、ジュネーブはフランス語圏に属する。 そのためか、ホットドッグはフランスパンに穴を開け、その中にソーセージを 突っ込んでいる。 ・・・個人的にはフランスパンなのにアメリカンってなんだよってツッコミたい。 その後、一路、スタッド・ドゥ・ジュネーブに向かった。 いや厳密に言うと、道を間違ってしまい、通常徒歩で30分のところを1時間 かけてしまった。 スタジアムに着いたのは午後2時前。 試合開始の6時間以上前であったが、待ちきれない両国のサポーターが 既に集まっていた。   毎回思うことだけど、ポルトガルのサポーターはおとなしめ。 サポーターソングが少ないこともあるし、ポルトガルの国民性からかも しれない。 一方のトルコ・サポーターはアツい。 ガラタサライやフェネルのユニフォームを着た厳ついお兄ちゃんたちの 怒号が飛び交っていた。   そして、スタジアムの中へ。 ・・・とその前に今回は身体チェックが厳しかった。 色々探られた挙句、折りたたみの傘とペンは持ち込めずに預けることに なった。 ・・・開幕戦だったから厳しかったのかもしれないが。 スタジアムに入ると、オフィシャル・スポンサーのビールでまず一杯。 試合が始まる前のこの2時間は至福の時だ。 気持ち良くなっていると、UEFAのボランティア・スタッフが声をかけてきて、 アンケートに答えるとユーロ2008のピンバッチを貰った。 そして試合へ。 徐々にスタジアムの興奮が高まっている。   ご存じ、予想通りのスタメン。 ロナウドの7番はやっぱりいい。   立ち上がりからポルトガルが押しまくり、冷静に見れば、いつ点が入っても おかしくない展開であったが、ライブでは興奮し過ぎて心臓が何度も止まり そうだった。 ・・・オフサイドでノーゴールとなったシーンでも最初はオフサイドと知らずに 年甲斐もなく絶叫してしまった。 ただ、それがライブの醍醐味なのだろう。 試合が動いたのは後半15分過ぎ。 ヌーノ・ゴメスとのワンツーから抜け出たペペが代表初ゴールを挙げ、 先制点を奪った。   スタジアム中の興奮が最高潮に達した。 自分も普段では出さない奇声を上げていた。 この試合は誰もが良かったけれど、とりわけペペは攻守に亘って良かった。 ゴールはもちろん、最終ラインでもリカルド・カルヴァーリョと共に安定した 守備を見せていたから、マン・オブ・ザ・マッチも当然だったと思う。 そして、ロスタイム。 ジョアン・モウティーニョの絶妙なパスから途中出場のラウール・メイレレスが 追加点を挙げた。   もうお祭り騒ぎ。 このゴールで今日の勝利を確実なものとした。 ユーロ開幕初戦トルコ戦を2-0で終えた。 全てが順調だったと思う。 この勢いでチェコ戦に向かいたい。 って、チェコ戦も現地観戦したかったよぉ・・・。

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