テーマ:風邪!かぜ!カゼ~!(405)
近くに住む知人から、怒り心頭を思わせるメールが届きました。
「微熱があってのどが痛く、身体がだるくてつらい。 風邪だと思って毎年この時期もらう抗生物質をもらおうと、 かかりつけのクリニックに行ったのに、 ドクターは診察後、抗生物質は効かない風邪のようだからと、 薬を処方してくれない。去年まではすぐにくれたのに!! どうしてなのかしら」 このメールを見て、 「やっぱりこうなるよね」と思ったものです。 というのは、厚生労働省が今年6月、 「抗菌薬(抗生物質)の処方を見直して、薬剤耐性菌を減らそう!」 というスローガンを打ち出しているからです。 薬剤耐性菌とは、これまで治療効果をあげていた抗生物質が、 まったく効かない、あるいは効きにくくなってしまった菌のことです。 なかでも世界的に深刻な問題になっているのは、 現時点で使用可能な抗生物質のほとんどに耐性をもつ「多剤耐性菌」、 いわゆる「スーパー耐性菌」の登場です。 この耐性菌に感染すると、 現時点では治療効果を期待できる薬がありませんから、 病気が重症化して、場合によっては致命的なことにもなりかねません。 こうした不幸な事態をできるだけ避けようと、 抗生物質の使用を見直して、 これ以上新たな薬剤耐性菌を作らないようにしようと、 国を挙げて取り組んでいるわけです。 こうした点を考え合わせると、 おそらく知人のかかりつけ医は、 何がなんでも抗生物質は出せないと、決めかかっているわけではないはず。 そう思い、メールを見てすぐ電話で詳しい話を聞いてみたところ、 やはりかかりつけ医は、いつもどおりていねいに診察してくれたとのこと。 そのうえで、ドクターはこう言ったそうです。 「あなたの風邪は、抗生物質の効かないウイルスによるものだと思います。 抗生物質が効かないタイプですから、今の状態でしたら、 副作用のある抗生物質をあえて飲むよりも、 のどの痛みを和らげる薬を出しますから、3日ほどそれを飲んで、 暖かくしてゆっくり休んでください。 それで大丈夫だと思いますが、3日以上経ってもよくならなかったら、 詳しい検査をしてみますので、もう一度いらしてください」 これを聞いて私は納得し、 知人には、栄養のある温かいものをしっかり摂って、部屋を暖かくして、 2、3日身体を休めて様子を見るように勧めました。 これに知人は、怒りが収まったようで、「そうする」との素直な返事。 ちょうど我が家に買い置きしてあったこちら☟を1瓶届けがてらに、 ご主人に、「食べる風邪薬」と「飲む点滴」の話をして、 「しっかり看病してあげてよ!!」と、お願いしてきたところです。 この冬、知人同様「抗生物質をもらえない」体験をされる方は多いでしょう。 そこで参考までに、のどの痛みで食事が進まないときの栄養補給には、 エネルギー補給になる、こちら☟がおススメです。 そして、のどの痛みが和らいできたら、こちら☟を。 冷凍庫に保存しておけば、電子レンジでチンするだけで、 栄養価の高い暖かいスープをいただけます。 「風邪かな?」というときのために、 ブロシュアとともに備えておくと安心です。単身の方は、是非!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.24 23:29:49
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